PFCS SS劇場!

パラレルファクター カルティベイトサーバーのSSをまとめるブログです。主にツイッターでのやり取りを纏めます!

【アイラヴ祭】B・S・K

常務「だ、駄目だ駄目だ!!私は許さんぞ!!絶対に許さん!!貴様、あの合宿が一体何を意味しているのか理解しているのか!?」


テイチョス「あぁ、過去のデータからドレプロのおおよその目的は推測している。合宿中、他社のアイドル達と競合することで各分野のフレッシュな流行を取り入れ、より時代に見合った戦略を練るというものだ」


常務「そこまでわかっているならば当然、開催元が『わが社のみではない』ということにも気づいているんだろうな!?あの合宿に送り出すアイドルは言わば我々の『看板』のようなものだ!社の信用に関わることは別に度外視しても構わん、だが問題は『他のアイドルに関わる』という点だ!!いいか、合宿で何かあればドレプロアイドル全ての敵に回りかねんのだぞ!!」


テイチョス「ふむ。だが、そこまで言うのであればこの二人、『美水しずく』と『紅夢來』は一体何故参加している?彼女達はタオナン達と同期であり、未だ目立った活躍はしていないこれからのアイドルである筈だが」


常務「ぐ……!!(クソ、軽率だった……!今年の参加者がほぼ居ない状況で唯一新人の中でも伸びの良い二人が自主的に立候補した為に、猫の手も借りようと特例として許可したが、まさかそんな小さなスケベ心にアイツらが嗅ぎ付けてくるとは……!侮っていた、なんて奴等だまったく……)」


大崎「いいではありませんか常務。いや、むしろ面白い。琴浦蓮すら顔を歪めるあの合宿に、新人参加とは前代未聞……やる価値はあるでしょう」


常務「大崎……!し、しかし今度ばかりはリスクが余りにも高すぎる。私はあのへっぽこ共を心配してだな……」


大崎「ならば私にお任せを。ようは、三人組にみなが納得する理由を与えれば良いのでしょう。それならなんとでもなるというもの。恐れながら提案しても?」


常務「理由だと?……なんだ、言ってみろ」


大崎「合宿に、あの子を参加させてみてはいかがでしょう。天帝序列四位、精霊『白玉きくり』を」


常務「きくりだと!?そんなことできるわけが……いや、まてよ、確かにあの子ならば可能性も……ふふふ、なるほど、なるほどな。それならばあの三人組、ついでにしずくと夢來にも充分な意味がある……新人育成の面でも……」


テイチョス「すまないが解説をお願いしたい。白玉きくりと言えば天帝とはいえジュニアアイドルの筈だが、参加する事で皆の合宿にどう影響するのだろうか。現時点のデータでは照合しかねるが……」


大崎「なに、至極簡単なことだ。ドレプロが開催するあの合宿は、当然他社のトップランカーが集まる超スパルタ合宿であることは知っているな。現時点で新人達が個人参加すれば、いかなる才能があってもキャリアの面で敗北を味わうのは明白。常務の公認である二人組は身の程を知ることになるだろう。今回はほぼそれが目的と言える」


常務「烈火のところでトレーニングを積んできた奴等だ、本人達は自覚してないだろうがな、奴のプライドの高さは確実に受け継がれている。アイツらは『烈火の保護下』にいるということを忘れがちだ。危機感を感じればすぐに烈火に泣きつくし、烈火はなんだかんだ乗せられやすいタチだからな。あの二人、特にしずくはそういうポーカーフェイスがやたら上手いのが長所であり短所だ。いずれは目ざとく、小さな努力で楽しようという魂胆がうかがえる。だからこそ、一度反省してほしかったわけだ」


大崎「貴様の担当する三人組は、恐らくはリーダーであるタオナンの提案なのだろう?ならば参加の意図は他のアイドルとの競合ではなく、オリジナリティの開拓と見える。新曲の発表に先んじて、実践経験のあるアイドル達の胸を借りようということだろうが実際、その考え方自体は悪くない。何故ならば、わが社のアイドルは本来誰かしらのアイドルの側で技術を習う為研究生からでも付き添ってステージに上がるものだが、三人組はそのリスクが余りにも高すぎるために、セレア・エアリスによる手引きしか行われていないからだ」


テイチョス「成る程。他とスケジュールが大きく違うのはその為だったか。府に落ちる説明だ」


常務「あぁ、だがなにもへっぽこ三人組のアイドルとしての実力が足りないから、という理由ではないからな。あいつらは既に誰よりも目立つ個性を持っているため、組ませたアイドルと衝突する可能性がある。そもそも個性とは諸刃の剣だ。後々武器になる要素であっても、最初のうちは危険物のようなものだ、どんな子でもな」


大崎「期待のルーキー二人の鼻を明かし、あの三人組の個性にも一切動じることなく、他社にドレプロのレベルの高さを誇示することができるアイドルなどきくりを置いて他にない」


テイチョス「つまり白玉きくりのサポーターという名目で合宿に参加すれば、ドレプロの信用を落とすこともなく、各々が目的達成する成功率も上がるということか。その話が正しいデータならば、幼い身で天帝であることにも頷けるが……」


大崎「早合点するなテイチョス。合宿参加の名目はサポーターなどではない」


常務「奴等にしてもらうのは……単なる『子守り』だ!」


テイチョス「子守り……?」


大崎「あぁ、参加の名目は『きくりの子守り』とする。あの子はまだ年端もいかない少女だ。合宿には付き添いが必要となる。当然私が同伴することになるがレッスン中は目を離す事になる為、あの子の目付役が必須。その役割を新人五人組にはやってもらう」


テイチョス「なるほど。……しかし、五人共子守りというのは無理があるのではなかろうか。いくら子供とはいえ……」


常務「馬鹿者、白玉きくりを甘く見るな!何のためにわが社のチート社員である大崎をわざわざプロデューサーに回していると思っている!」


大崎「五人程度で数時間世話しきれるならば私が直々に有能であることを認めてやっても構わんぞ。出来るものならな。テイチョス、あの子の異名はインプットされているか?」


テイチョス「いや、未入力だ」


常務「ならば覚えておくといい。あの子の異名は『BSK』……」


テイチョス「BSK……?」


常務「『バーサーカー・しらたま・きくり』だ!!」