PFCS SS劇場!

パラレルファクター カルティベイトサーバーのSSをまとめるブログです。主にツイッターでのやり取りを纏めます!

【アイラヴ祭】紫電の歌詞作り後編

セレア「結論から言うと、変える必要はないのじゃ。この歌詞が一番紫電らしいとわらわは思う」


紫電「え、これが……?だって、ひーちゃんやタオ、烈火さんにも『意外』って言われたんだぜ?」


タオナン「(あぁ、やっぱり気にしてたのね……)」


ひとこ「(はわわ、わたしそんなつもりじゃ……)」


紫電「二人は悪くないんだ、俺も変だと思ってて、だから隠れて書いてた。やっぱそうだよなって思っただけだよ。でも、デビュー曲は印象を覚えてもらう一番大切なところだから、もっと俺らしく……」


セレア「紫電。よいか、お主が見せたいものと、お客様が見たいものは違うのじゃ」


紫電「え、でも……」


セレア「アイドルのファンたちは、アイドルならばなんでも良いというわけじゃないぞ。1000人のお客様の中から何人か、それが一人、二人かもしれない、けれどきっと必ずできる『お主に興味を持つ人達』が『ファン』なのじゃ。大切なことは『人数』じゃない。お主のすべてを歌やライヴで出すことなのじゃ!」


紫電「俺の……すべて……」


セレア「そう。アイドルは『一人の女の子』なのじゃ。人形ではない。ひじきもレンも、ちとせもきくりも、烈火もこはねも、みんな自分を出しておる。良いところも悪いところも、変なところも意外なところも。でも、それをファンは観たがっている。『紫電』を知りたいと思って足を運んでくれるのじゃ」


紫電「……でも、がっかりするんじゃないか。俺はなんていうか……女の子っていう立場から逃げようとしたことがある。それから口調や行動もあんまり女のイメージにそぐわないし、本当は歌詞のように振る舞いたいけど、それは『嘘』なんじゃないかって、怖いんだ……」


セレア「……紫電、わらわは初めてのアルファのアイドルなのじゃ。そんなわらわのデビュー当時のこと、知っておるか?」


紫電「セレアのデビュー……?い、いや……」


セレア「アルファに感情なんてない、そういう偏見と価値観で、わらわは幾度となく批判されていたのじゃ。けどのう、あしげく通ってくれていたわらわのファン達は、わらわを『アイドル』として受け入れ、世間に証明してくれた。わらわの行動は人工知能のプログラムかもしれん。しかし、『わらわがやってきたことは嘘ではない』と。そう応援してくれたのじゃ」


紫電「あ……そうか……。セレアはアルファだから、機械だったんだよな……」


タオナン「そういえば、テイチョスがうちに来たときも『所詮は機械だ』ってバカにする奴はいたわ。一人のこらずひっぱたいてやったけど、今と違って一世代前のアルファは風当たりが強かった」


セレア「わらわはのう、アルファじゃったけど『アイドルになりたい』って思っていた。アルファがアイドルを目指すだなんて、『嘘』なのじゃろう。けど、それでもアイドルとして頑張って今があるのじゃ。……紫電も、自分の気持ちを大切にするのじゃ。自分の本音は決して嘘なんかじゃない。わらわが保証する」


ひとこ「わ、わたしも!わたしも保証する!紫電ちゃんは、ずっと紫電ちゃんだよ!!」


タオナン「そうね、意外だったけど、あんたはいつだって意外だもの。そこが紫電の良いところだし」


紫電「みんな……。あ、ありがとな!なんだか自信が出てきたぜ!セレア、俺はこのままでいくよ!本当にありがとな!」


セレア「うむ!今度わたがしを奢ってくれればわらわはそれで……」


ピリリリリ


セレア「い、いかん!!タニカワじゃ!!それではのう、新曲楽しみにしておる!練習はさぼるでないぞ!!」


紫電「あぁ!セレアも頑張ってな!」


ひとこ「セレアさん、ありがとうございました!」


タオナン「またね、今度ライブ観に行くわ」


セレア「ふふふ、デビューが楽しみじゃのう!さらばなのじゃ~!!」

 

 

ひとこ「……忙しそうだね、セレアさん」


紫電「あぁ、そんな中アドバイスしに来てくれたんだよな。初めて見たときは厳しかったけど、やっぱりいい人だな」


タオナン「……」


ひとこ「タオちゃん、どうしたの?」


タオナン「え、いや、なんでもないわよ。ちょっと考え事してただけ」


紫電「やっと俺たちの歌ができたんだ。俺たちもこれから気を引き締めないとなひーちゃん!」


ひとこ「うん!頑張ろうね!!」

 


タオナン「……(あたしは昔のアルファの扱いの酷さを知ってる。うちでもあれほどだったのに、アイドルみたいに世に出る仕事だったとしたらセレアへの偏見の凄さって一体……)」