PFCS SS劇場!

パラレルファクター カルティベイトサーバーのSSをまとめるブログです。主にツイッターでのやり取りを纏めます!

【学園】零井堂商品開発会議

サツマ「先々月から零井堂の売り上げは中々いい。新製品の結果が出ているのだろう」


ヤマト「『ぽぜ茶』ですか?名前可愛いですもんね」


サツマ「あぁ、可愛いな」


煙慈「名前だけで随分変わるもんなんだねぇ……」


サツマ「これも、我々のような親父には出ない革新的な若者のアイデアだ。君のお陰だよ煙慈くん」


煙慈「や、やだねぇそんな……企画者はヤマトでアタシじゃないだろ」


ヤマト「謙遜しないでください。煙慈さんが突然『ヤマト、「ぽぜ」ってどういう意味だい?』なんて聞いてきたのが発想の源なんですから」


煙慈「ちょ、ちょいと無理があるだろ?それに結局あたしは意味わかってないし、なんなんだい『ぽぜ』って」


ヤマト「煙慈さんが『ぽぜ』って言うと可愛いです」


煙慈「か、からかうんじゃないよ!」


サツマ「いや、『ぽぜ』は真剣に可愛い。意味はわからないが事実売り上げが人気を示している。煙慈くんは確か妹さんが高校生だったね」


煙慈「あ、あぁ……血は繋がってないけどね。そう、妹の紫電が言ってたんだよ」


ヤマト「それは可愛いですね」


煙慈「すごい可愛い」


サツマ「妹さんには意味は聞いたのかね?」


煙慈「聞いたんだけどねぇ、意味とか別に無いらしいのさ」


サツマ「きっと今風のナウいセンスなのだろう」


ヤマト「『ナウい』は親父達しか使わないですけどね」


煙慈「jkの間で流行ってるそうだ。電車に乗るとたまに聞くよ」


サツマ「ぽぜ」


ヤマト「全然かわいくないですねぇ……」


サツマ「……まぁ、最近は若者にはジュースばかりが売れ、ロングセラーであるお茶シリーズが弱かった。この調子では不健康な若者が増えるばかりだ」


煙慈「アタシの子供の頃売られてた飲み物より健康にはいいけどねぇ」


サツマ「時代が違う。確かに当時の飲み物は身体に悪く値段も安かったが、それを毎度買うほどの余裕もないし自販機も少なかった。今はその何倍も売れているのだよ」


ヤマト「僕も夏はハニデビソーダですね。炭酸が美味しくて」


煙慈「確かに。アタシも仕事終わったらビールが美味しいよ」


サツマ「うむ。それには同感だ。むしろその為に仕事していると言ってもいい」


ヤマト「その感覚は多分大人の感覚だと思いますよー?」


煙慈「そ、そうか……むずかしいねぇ……」


ヤマト「ご心配なく、僕は年上が好きですから!」


煙慈「こいつ……」


サツマ「独りで飲むのは中々寂しいものだ。どうかね君たち、この後は」


煙慈「残念だけど、家事もしなきゃね」


ヤマト「部長の奢りでしたら是非」


サツマ「うう……やむを得ん……」


煙慈「話の腰を折って悪いんだけど、会議は……」


サツマ「おっと、そうだった。流行りとはあっという間なものだ。できればこのまま『ぽぜ茶』の勢いを消したくはない。そこで、次はお茶にアニメとかゲームのストラップをつけようと思っているのだが、我々親父共には流行りというものがわからない。そこで、若手の二人にアイデアをもらいたいのだが」


ヤマト「うーん、僕は最近のじゃグリホラくらいしかやってないですけど、あれはもう沢山コラボされてますし、どこも引っ張りだこです」


煙慈「あ、あれはどうなんだい、うさぽんのアニメ。紫電が好きで集めてるんだけど」


ヤマト「あぁ、『もちもちうさぽん』ってやってますねそういえば」


サツマ「うさぽんって、あのうさぽんかね」


ヤマト「妹さん、可愛いもの集めてますね。朝の女児向けアニメです」


煙慈「(女児向け……あぁ、だから隠れて観てたんだね……)」


サツマ「いや、女児向けアニメは大人でも案外観るものだ。私もたまに観ている。こう、親父らしく応援するような気分でな」


ヤマト「それは変質者ですねぇ」


煙慈「部長があれを観るのかい……?」


サツマ「なんだね君たち、その心に来る目は」


ヤマト「いや、部長が観るのは変態ですが、そうですね、僕の大学の同級生でもあぁいうものを隠れて観る男子はそれなりにいましたよ」


煙慈「そっか、お茶につけたら隠れファンでも恥ずかしがらず自然に買えるねぇ」


サツマ「堂々と買ってはいけないのかね?」


ヤマト「みんながみんな部長みたいな変態じゃないんですよ」


煙慈「趣味にどうこう言わないけど、部長はキツいよ」


サツマ「そうなのかね……」


ヤマト「まぁ、隠れて観てるからこそ好きなものもありますよ。誰でも『好きだけど秘密』ってあるでしょう?煙慈さんはありますか?」


煙慈「その手にはのらないよヤマト」


ヤマト「あ!あるんですねぇ!」


煙慈「こいつ……」


サツマ「ならばお茶だからこそ、そういうものをつけるメリットがあるということかなヤマトくん」


ヤマト「そうですよ。あからさまに美少女アイドルアニメとかでなければお茶の売り上げも下がらないですよきっと」


煙慈「可愛い、という基準が動物だからね。『萌え』っていうのとは違うから興味のない人からも嫌がられないと思う。あたしも可愛いと思うしねぇ」


サツマ「美少女アイドル萌えアニメはダメなのかね」


ヤマト「部長……」


煙慈「そんな気はしてたよ……」