PFCS SS劇場!

パラレルファクター カルティベイトサーバーのSSをまとめるブログです。主にツイッターでのやり取りを纏めます!

『正義』は姉御に

紫電「はぁ、はぁ、なんだこのジジイ……」


忌刃「力で殴ってどうこうなる相手じゃねぇヨ……負けやしねェが勝てもしねェ……今回は諦めナ、姉御……」


紫電「うっせぇ!!テメェそれでも海賊かよ!!」


忌刃「頭冷やせってんだヨ……。押してダメならどうするヨ……?」


紫電「……引く!!」


忌刃「そうダ。……ジイサン、お互い誤解があるようダ……。話を聞きナ……」


ゼンロ「承知した」


忌刃「ウチの姉御は口下手なんダ……。その犬ッコロを持っていきてェのは本心だがヨ、俺たちにも海賊の誇りってもんがある……。要求する時はキッチリ対価を払うのサ……。『交渉』って奴ダ……。俺らと犬ッコロとの交渉が決裂した場合は無理に連れていく気なんて毛頭ねぇヨ……」


ゼンロ「自分の意思で判断できる年齢ではなかろう。若輩であろうと、子が相手ならば口車に乗せるは容易い事」


紫電「馬鹿野郎!!そんなことするかよ!!可哀想じゃねぇか!!」


忌刃「姉御……ちょっと黙ってロ……。まぁ、要するにウチの船長は一度決めたら下がらねェ……」


ゼンロ「貴君の提案する対価とはどういったものか」


忌刃「そうだナ……。『同胞捜し』に協力する……というのはどうダ……」


ゼンロ「……」


忌刃「海賊は情報を金で買う……あくまでも噂の範疇のことダ……。犬ッコロは犬型のサターニアとして生きているが、噂では『サターニア型の犬』なんだってナ……。それなら、出身地は正確に言やドレスタニアじゃねェんだロ……。俺達は海賊ダ……世界どこでも行ったり来たりして、必ず隠れ家に戻るんダ……。借りる時ゃ行った先でついでに調査してやるヨ……」


ゼンロ「……海賊としての行動はどうなさる。非人道的行為もあろう」


忌刃「海賊を誤解すんナ……。それぞれスタンスがあるのサ……。俺達は略奪はしねェ……。姉御が許さねぇからナ……」


紫電「ったりめーだ馬鹿野郎。人のモノ盗ったら泥棒だ。とられた側だってたまったもんじゃねぇだろうが。俺は弱いものイジメはしねぇし卑怯な真似もしねぇ!玄関では靴の向きは揃えるし風呂だって毎日入る!!早く寝て早く起きんだ!!夜8時以降はおやつも食べない!!文句あんなら言ってみな!!」


ゼンロ「いや、健康的かつ良い習慣だ」


忌刃「やりてぇことは宝捜しだけダ……金もそれなりに備蓄しちゃいるが必要以上は稼がねェ……。なんたら言う孤児院設立に寄付もしてんだゼ……姉御の独断で事後報告だったがナ……。アンタにも悪くない条件だロ……」


紫電「あれは寝ぼけて手が滑って金落としただけだっつっただろうが!!」


ゼンロ「ヤミタを連れていきたいのならば、私も同乗する。それが此方の条件だ」


忌刃「成る程……どうすんダ……姉御」


紫電「タダで人手が増えるってことだろ?願ったりじゃねーか!ジジイ、船酔いは平気か!後で船の使い方説明するから来な!」


ゼンロ「承知した」


忌刃「やけに素直じゃねーかヨ……何考えてんダジイサン……」


ゼンロ「……貴君に義は感じられぬがあの娘には確かな義を感じる。ガラスのように脆い、柔らかいものだが。私はそれを見極めたい」


忌刃「その通りだから何とも言えねェが……ジイサンには義とやらはあんのかヨ……?」


ゼンロ「遠い昔に、踏み外した者だ」


忌刃「そいつァ、俺の先輩だナ。仲良くやろうゼ……」


ゼンロ「……承知」