PFCS SS劇場!

パラレルファクター カルティベイトサーバーのSSをまとめるブログです。主にツイッターでのやり取りを纏めます!

フリカッセでの会食(前編)

ロクショウ「さて、みな揃ったかな?仕切り直して会食を始めたいと思うのじゃが」

 

アスペルギルス「その前にこのアスペルギルス、先程の無礼と我が愛する弟妹達の不始末、責任をもって謝罪したい。御客人に対しあるまじき態度を許せ、ドレスタニアの使者達よ。我らフリカッセ四人衆、みなそなた達の寛大かつ勇猛な信念に感服致したところ。こうして席を共にすることを許して頂き恐れ多くも感謝したいのだ。いや実に猛々しく魅力的n」

 

トリコデルマ「本当にごめんなさい……」

 

ガーナ「トリコデルマ殿と申したか。頭を上げて頂きたい。我々はもとより試される為にこの国へ来たのだ。その若さで良く未来を視ているものだ。謝罪など無用だよ」

 

エリーゼ「経緯は当事者より聞いていますよ。落ち込むことはないわ、少なくとも『あなたは』正当性のある試練を用意していただけましたし……」

 

ガーナ「こっちは散々だったからなぁ……」


「……の姿はまるで雄雄しく夜に吼える狼か、いやむしろ百獣の王と呼ぶべきか。風になびくは鬣の如く。象徴たる国王の姿とは時に神をも凌駕し今一度神代を連想させるに容易く、もはや恐怖を軽々と飛び越し畏敬の念を抱かざるをえまい。かの精霊ユグドラシルの神々は我々に問うた。『その者たちの行く末は幸福に至る道か』。無論、その時妖怪の英雄であった我が先祖はこう返した。『わからぬからこそ歩むのだ。幸福とは求め続けるものなり』。その意味を実感したのは戦時中、誤って足を滑らし湖の底にて三日ほど取り残された頃と、先ほど血液が蒸発するという未知なる体験の最ちゅ」

 

ユーミン「ねね、おじーちゃん、ご飯何?ユーミンまぢペコちゃんだし……」

  

ガーナ「こらこら……無礼な言い方をするんじゃない……」

 

ロクショウ「はっは、構わんよ。親しみをもって呼ばれると嬉しいものじゃ。妖怪の問題については後程改めてお話ししよう。まだ三名ほど目覚めておらぬが、先に始めるかの」

 

ユーミン「ちょまっ!それだめっしょ!!みんなと食べなきゃ美味しくないし!!」

 

ロクショウ「おっと、失礼!その通りじゃな。……ユーミン君は友達想いの優しい子じゃ。ドレスタニアの若い妖怪達に、かの戦争の傷は見えん。フリカッセには、未だ当時の事を気にかけるものが少なくない……。わしにとっても今回の話は嬉しい。勉強の機会と考えて、是非交流していきたいものじゃ」


「……らば、ぜひ一度サターニアの都へ寄っていくと良い。新鮮な農作物と川魚の美味さといえばこの大陸では随一よ。何せ完全無農薬、オーガニック、自然と共に生きるわれらサターニアにとってフレッシュさとは何よりも重視すべき条件の一つでありますからな。ここに至っては天地がひっくり返ろうと、さすがのドレスタニアといえど敵うまいて。いや、これは単なる自慢ではないのだ。むしろドレスタニアより稀に入荷する焼き菓子は恥ずかしながらこのアスペルギルスにも目がない。対抗する特産品がなくてはこちらの面目も潰れてしまうというものであろう。故に一度ご賞味いたd」

 

ガーナ「私は覇権をもって国を破壊した王だ。この国を明るく再建しているのはショコラです。我々が争いあった時代のしがらみは我々が払拭すべきだが、若者たちには過去ではなく未来を考えて頂きたいと願う。私はそのために王を降りたのです」

 

ロクショウ「……うむ、その決断の正しさは、今この会食を通じて納得できる。ショコラ君にもいずれまた会いたいのう…」

 

ユーミン「ねぇねぇじぇりママ、つかこれ何の話??」


ジェリー「妖怪の子供達が、おなかいっぱいご飯を食べれるように国王様たちが協力してくださるのですわ。先ほどの試練を乗り越えられたのはユーミンさんのおかげです」


トリコデルマ「サムサールが眼を見せるということがどういうことなのか、ママには知っていて欲しかったんだ。不慮の事故で嫌われたりいじめられたり……あるいは利用されたりすることもある。僕もそういう経験があったから……」


ガーナ「(……ママ?)」


エリーゼ「(……ママ?)」


ロクショウ「(……ママ?)」


「の山は素晴らしい景色であり、若者のでぇとすぽっととやらにも活発に取り上げられるわが国が誇る名所のひとつだ。戦時中は兵士の憩いの場としても活躍していた為ガーナ国王陛下ももちろんご存知かと思われるが、ここは一つ騙されたと思って観ることを勧めよう。それは戦後、我がサターニアの若者達が争い終結を願ってさまざまな種類の花を植えていてな、今ではまるで幻想的な七色の景色となっている。人工的ではない。植えた後にも野生の動物達や異常気象など、さまざまな自然に自ら耐え抜き、そして威風堂々と咲き誇った強者の花達よ。これを奇跡と呼ばずして一体なんとy」


ジェリー「聞くのと体験するのとでは全く違いましたわ。見せて、とお願いして見せていただいてもそれは覚悟の上での話……。突然見てしまったときはきっと抗うことは難しいと思いました。体験できて、わたくしはことの重大さを理解できましたの。一緒に対策を考えていただきたいですわ」


トリコデルマ「もちろんです!それは会食の後改めてお話しましょう。そろそろバクセラ姉さんたちも目覚めることですし……」


アルテルナリア「お姉様が覚醒するのは本当に珍しいわ……。あなた方の真意を認めたということですから……ゴホンッ」

 

つづく