PFCS SS劇場!

パラレルファクター カルティベイトサーバーのSSをまとめるブログです。主にツイッターでのやり取りを纏めます!

【アイラヴ祭】はるると駒込【外伝】

はるる「むむぅっ!レジのお金が合わないぞっ!おっかしいなぁ~おっかしいなぁ~ふんふん~♪『五分すぎたぞおかしいぞっ』♪」


店長「ねぇ秋風さん?レジで歌うなって何回も言ってますよね?」


はるる「ぅげげっ!店長っ!!こ、これは違うんですよ~、ちがくて~そのぉ……つい……」


店長「ついじゃないですよ!!仕事中!!遊びにきてんの!?」


はるる「あ、遊んでないです……。何度やっても清算がずれてて、落ち着こうとして……」


店長「はぁ……?あー、またですか……ちょっとどいて」ガチャガチャ


はるる「はいぃ……」


店長「……合ってるじゃないですか!もう!!何やってんですかいつもいつもぉ!」


はるる「えっ!!ずれてないですか!!よかったぁ……」


店長「あなたでずらすところだったってことですよ!!はぁ、もういいです。上がり五分前なのでカゴだけ戻して帰っていいです」


はるる「あ、あの~……まだ二番レジの清算してなくてぇ……」


店長「こっちでやります。っていうかどのみちあなたに任せてたなら確認します。良いから早くあがって。残業ついちゃうんで」


はるる「……はいぃ……」

 

 

***

 


はるる「ただいまぁ~……」


はるる「とはいっても誰もいないのであった!!真実はいつも一つ!!ぱるるんはいつも一人!!」


はるる「……何してるんだろう、わたし……。アイドルやってたころは独り言言う暇もなかったのにな……」


はるる「……かけちゃおっかな」


はるる「いやっ!!まてぇい!!まだ仕事中だぞぱるるん!!嫌われちゃうぞぱるるん!!それはダメ!!絶対ダメ!!」


はるる「あと四十分……。四十分我慢だぞぱるるん……。四十分なんてあっという間……。あっという間……」


はるる「『あっという間のあ~なた~の、投げるような反則の顔~♪瞬きする間にお~ちて~く、初恋の音~♪kiss me~♪give me~♪』」


はるる「あれ、上手くしゃくれないな……。『あぁなたぁの~』」


ドンドンドン!!


はるる「ぅげげっ!!お隣さんっ!!」


お隣さん「(朝早いっつってんだろ!昼間にやれ!!昼間に!!)」


はるる「すっすいませぇん!!ごめんなさぁい!!」


はるる「むむむ……。ぱるるん、今日はへこへこへこみデーだぞ……」チラッ


はるる「……後三十五分…………セーフ?……大丈夫、乙女ならセーフ……普通はアウトだけどあの人ならきっとセーフ……」


はるる「でもぉ……迷惑かもかもかも……三十五分……うぅ、長いよぉ……」


はるる「テレビ……つけたくない……音楽……気分じゃない……お料理……めんどくさい……お風呂……しんどい……」


はるる「……三十二分……。許容範囲!!キタコレ!!許容範囲は三十二分の法則!!がんばった!!ぱるるんはがんばった!!もういいよね!!」ぴぽぱ


はるる「……」プルルルルル……


はるる「……出るかな……出るかな……」プルルルルル……


はるる「仕事なら出ないぞぱるるん……諦めろぱるるん……」プルルルルル……


はるる「……ぱるるるる……」プルルルルル……


はるる「……ふ、ふえぇ……出てよぉ……ぐすん……」プルルルルル……


『こちらは、留守番電話サービ』ピッ


はるる「…………」


はるる「アイドル辞めなきゃよかった」


はるる「アイドルだったら、今ごろあの人と反省会してたのに」


はるる「ずっとそばで声が聴けたのに……」


はるる「……でも、アイドルのままじゃデートもできないし……」


はるる「……どうすればよかったのかな……。これでよかったのかな……」

 

 


プルルルルル


はるる「!!」バッ


はるる「も、もしもしっ!!もしもしーっ!!」


駒込『うぉっ!びっくりした!!相変わらず元気いっぱいだな、はるる』


はるる「ぷろでゅ~さぁ~さぁん!!うわあぁん!!」


駒込『すぐ出てやれなくて悪かったな、会議抜け出すのに手間取っちまった。日曜日の事だろ?』


はるる「はっはいっ!!次は博物館がいいと思いましてっ!!」


駒込『博物館かぁ。はるるがスタッフになったら勢い余って借金ふえそうだがなぁ……。まぁ見てみないことには始まらないしな、行ってみるか』


はるる「はい!!実は男女ペアで安くなる『カップル割引』と言うものがあるとの情報でしてっ!!」


駒込『お金のことは気にしなくていいって!お前もアルバイト頑張ってるんだろ?』


はるる「いえ!!出します!!出しますので『カップル割引』にしましょう!!是非しましょう!!してください!!しなきゃやです!!」


駒込『んー……そうか?まぁ、お前がそうしたいっていうんなら構わないが……。でも、お金については本当に気にしないで頼っていいんだからな』


はるる「はい!!あ、後一つお願いがあるんですがっ!!」


駒込『おう、かしこまらなくてもなんでも言っていいぞ。どうした?』


はるる「はい!!『カップル割引』なので!!怪しまれないように!!当日はそ、その、ぷろでゅーさーさんのこと、あの、『駒込さん』って呼んでもいいですか!!!!!」


駒込『あぁ、別に構わないよ。っていうか、俺はもうPじゃないから、別に普通に呼んでもいいんだぞ?俺としても落ち着くし』


はるる「あ、あ、あ、ありがとうございます!!本当にありがとうございます!!このご恩は一生忘れません!!お墓まで持っていきます!!」


駒込『大袈裟だなぁ(笑)。まだ他に何か話したいことはあるか?』


はるる「(永遠に話してたいです……)」


駒込『はるる?』


はるる「あっ!!いえっ!!大丈夫です!!お忙しいところ失礼しました!!元気が出ました!!」


駒込『はは、元気が出たのはこっちの方だよ。そんじゃな、何かあったらいつでも連絡していいからな』


はるる「はいっ!!お休みなさい!!」


駒込『おう、おやすみ』


ピッ


はるる「……ぷろでゅーさーさん……こ、駒込さん……えへへー///」


はるる「へこへこへこみデー、はっぴーえんどー!!」


はるる「はぁ……駒込さん……ぱるるんは元気です……あなたのお陰で元気です……お休みなさい……」

 

 

 ***

 


駒込「……よし」ピッ


常務「何が『よし』だ。まだ話し合いは終わってないぞ駒込。お前、この企画書は私が以前目の前で破り捨てたものだろ。こんなつまらん表紙じゃ新人デビューどころか既存のアイドルでも購買意欲なんて出るわけがない。『またあの会社のアイドルか』と客が飽きたら終わりだろうが。いつも『後先まで考えて作れ』と言ってるだろ。何回言わせる気だ貴様」


駒込「……すみませんが常務、その企画書をもう一度、最後まで読んでもらえないでしょうか」


常務「あぁ、なんだと……?………………」


駒込「…………」


常務「読んだが。何が言いたい」


駒込「常務は今、『またあの会社のアイドルか』と仰いましたよね。それは『無難』ということ。ですが、ここ連日のジャケットはインパクト重視です。長い目で見ている常務は、失礼ながら現状を把握しきれていません。今、インターネットにおいてドレプロの評価はどのように知られているかご存じありませんか?」


常務「……ふむ。確かに、スキャンダル続きで目立ちを意識したジャケットを多く出しているな」


駒込「その結果、『ドレプロは変わってしまった』と落ち込む古参のファンが多く出てきています。ここは一度、新規のお客よりも従来のファンへ向けて『ドレプロらしさ』を前面に出していくべきだと考え、あえてコテコテのジャケットを企画しました。思考した証拠に、ディープファンには伝わるドレプロのレジェンドアイドルグループ『パワフル☆れでぃ』と『エボリューションズ』、『ましゅまろパーティ!』の過去の有名ジャケットのポーズをオマージュした構図をアイドルたちにとらせています」


常務「む……これは過去にオリコン一位を獲得した『振り向けメンズ!』、『dream drunker』、『迷宮スポットパイ投げ三秒前おかわり』のシングルのジャケットか」


駒込「どれも一見すると普通ですが、アイドル通には伝わる濃い表紙のつもりです。どうでしょうか」


常務「……」


駒込「……」


常務「なるほど、一転して面白い。まさかお前に試されるとはな……。上出来だ。軽率に判断してすまなかった。今度一杯奢ろう」


駒込「いえ、実際時間が足りず走り書きになってしまったことは事実ですので……。サムネイルだけでジャケットのオマージュ元を即答するとは流石です(はるるのお陰で勇気が出たよ……。気圧されて黙るところだった……)」


常務「当たり前だ。私は役員でありながら、アイドルのディープなファンでもあるからな。ところで話は変わるが、引退した秋風はるるとは上手くやってるのか?」


駒込「あ、はい。中々次の仕事が決まりませんけど、はるるは自分のペースで進むのが一番向いている子です。あいつのことは俺が一番わかってますから、とことん力になってやろうと思ってますよ!」


常務「……そうじゃなくてだな、つまり……奴の気持ちにはちゃんと答えてやったのか……?」


駒込「もちろん、はるるに隠し事なんてしてませんよ。俺ははるるの味方です!!なんだって協力しますし、次の仕事探しもちゃんと細かく考察していきます!!」


常務「…………なるほど、まだか」


駒込「ん?何がです?」


常務「いや、私が口を挟むことじゃないな。秋風はるるは自分のペースで進む子だもんな……。私からも応援しよう……」


駒込「常務に応援されると心強いですよ!よし、次こそは有意義になるようもう一度適正を考え直してこよう!」


常務「(せっかく恋愛禁止のプロデューサーからわざわざ外してやったというのに全く……こいつが一番はるるの気持ちわかってないな……)」