PFCS SS劇場!

パラレルファクター カルティベイトサーバーのSSをまとめるブログです。主にツイッターでのやり取りを纏めます!

お叱りデルマ

トリコデルマ「な、何……!?なんともないのか……この……サムサールの呪いの眼を視ても……!!」


ジェリー「…………」


ユーミン「じぇ、じぇりりん……だいじょび……?」


ジェリー「大丈夫。……このくらい、なんてことないですわ、トリコデルマさん」


トリコデルマ「バカな!!そんな……そんなことあるもんか!!この世にサムサールの呪詛を跳ね返せる人間が!!いや、『生物』が!!いる筈がない!!どうして!!」


ジェリー「簡単なことでしてよ。『跳ね返してなどいません』からね」


トリコデルマ「……な!!ジェリーさん、まさかあなたは……あなたは!!この感情を『知っている』!!」


ジェリー「そう。わたくしはこの感情を知っている。……この感情の『乗り越え方』を知っている……!!わたくし達『グノーメア』の民は、いつも『嫉妬と共に生きてきた』のですわ!!」


トリコデルマ「えぇ!!??そ、そんな……そんな……!!」


ジェリー「トリコデルマさん……。わたくしは、あなたの試練を今、本当の意味で理解しました。あなたが言いたいこと……サムサールの呪詛の『真の意味』を読み解きました!!この試練!!わたくしの勝ちですわ!!」


トリコデルマ「ううぅぅぅ!!そんなバカな……!!人間に……なんの力もない女性の人間にサムサールが理解されるなんて、信じられない……!!信用なんてできない!!」


ジェリー「信用する……『自信が無い』だけではなくて?」


トリコデルマ「はっ……!!」


ジェリー「あなたは『正』の気を失っているサムサール……。負の感情と違い、その精神は別の『何か』で補わなくてはなりません。『自信』を欠落したあなたには、『安心』が必要です。……だから、あなたはその目で『証拠』を見なければいけなかった……そうですわね?」


トリコデルマ「ううぅぅぅ!!何故……!!何故この人は僕の事をこんなに知ってるんだ……!!どうして!!」


ジェリー「ひとつ。お話の前にあなたに伝えたいことがあります、トリコデルマさん。……聞きなさい!!」パァン!!


トリコデルマ「えっ!?はっっ!!はい!!?」ビクッ


ジェリー「……あなた、『負の眼』を持つサムサールの事を……良く知らないんじゃなくて……?同じサムサールだからと、ユーミンさんの事を自分と同じ境遇だと、そう思ってしまっていませんか?」


トリコデルマ「そ、それは……その……で、でも、感情が欠落した悩みはサムサールには共通する箇所が……」


ジェリー「悩みが、『それだけだと思ってる』のが、問題ですわ。あなたは知恵でしか人を判断していないわ。今!!ユーミンさんの足が震えていることに気づいていないでしょう!!トリコデルマさん!!」


トリコデルマ「えっ!?わ、わわ!!ど、どうしたの!?な、泣いて……」


ユーミン「……えへへ。ちょっち……怖かったかな……。じぇりりんに嫌われるんじゃないかって……でもユーミン頑張ったよ?」グスン


ジェリー「……覚えておきなさい。……人間も、精霊も、妖怪も、鬼も……誰でも、人それぞれ悩みながら生きているのです。……わたくしにだって思い出したくない過去がある。ユーミンさんだって多くの悩みを耐えながらこうして生きてきました。トリコデルマさん……。その眼は、『嫉妬の眼』はユーミンさんが最も人に見せたくなかったもの!!あなたは今、一人の女の子に『とっても酷いこと』をしたのです!!そういう場合!!まずどうしたらいいかわかりますわね!?」


トリコデルマ「ど、どどどうしよう……か、悲しませるつもりなんかなかったんだ!!え、えっと……!!そうじゃなくてぇ……!!」


ジェリー「違うでしょう!!『謝る』の!!トリコデルマ!!『ごめんなさい』しなさい!!ちゃんと!!


トリコデルマ「わ、わああぁぁぁん!!ごめんなさいいぃぃぃ!!


ユーミン「うぇうぇっ❗だ、だいじょびだいじょび~💦ユーミン怒ってないよ。泣かない泣かない❗よしよし……」


トリコデルマ「ううぅ……僕……僕ぅ……」グスン


ジェリー「うんうん、素直で偉いわ。仲直りしましょうね」


ユーミン「いい子いい子🎵大丈夫だよ、怖くない、怖くない……」


ジェリー「(……自信が無いからこそ、自分に厳しくして責任を持ってしまう気持ち。欠落していなくても、わかりますわ……。わたくしにも経験がありましてよ……)」


トリコデルマ「う……(グスン)本当にごめんなさい、ジェリーさん……。あなたにも嫌な思いをさせちゃって……」


ジェリー「うふふ、わたくしはいいのよ。あなたの気持ち、わかっていましたもの。トリコデルマさんは、本当は優しいって信じていましたわ」


トリコデルマ「そんな……僕なんて……。この気持ち……やっぱりジェリーさんからパパと同じものを感じます……。あっ、そうだ……このテストはサムサールの呪詛の『本当の意味』を聞くものでした……。ジェリーさんはさっき、わかった、と言いました。教えてほしいのです、本当にわかったのかどうか……」


ジェリー「えぇ、わかりました。第三の眼は感情をよみがえらせる『だけ』のもの。その感情を例え思い出したとしても、その後の行動は『本質次第』というわけですわ。……サムサールの呪詛が産まれた本当の理由……それは『苦しませる為』でも『喜ばせる為』でもなく、その人の『本来の姿を見せる為』のものだということです」


トリコデルマ「ジェリーさん……あなたは……」


ジェリー「サムサールの眼。長く見続けていれば、死に至る苦しみを抱くと言われますわ。でも、人間も妖怪も、感情を隠して生きる必要はありません。わたくし達は、あなたたち妖怪の持つ『呪詛』も含めて、理解し愛さなくてはいけないのですわ。理解しているからこそ、わたくしはこうして妖怪に最も詳しいフリカッセに協力を求めに来たのですもの」


トリコデルマ「……僕の敗けです、ジェリーさん。僕には自信がないけれど、この国には僕が『安心』して任せられる素晴らしいサムサールの教育者がいっぱいいるよ。会食の後、またお話します。ありがとう、ジェリーさん……」


ユーミン「大勝利❗じぇりりんかっくいー❗ぴーすぴーす❗」


ジェリー「お礼はこちらが言うことですわ、トリコデルマさん!どうもありがとう……。ここまでやってきて、本当に良かったですわ……!」


トリコデルマ「…………そ……それと……ジェリーさん……僕……お、お願いがあるのですが……」


ジェリー「?なんですの?わたくしに出来ることなら何でもしますわ!!言ってみて?」


トリコデルマ「…………ま」


ジェリー「ま?」

 

 

 


トリコデルマ「…………『ママ』って呼んでもいい……?」

 

 

 

ジェリー「…………え、え……と……」


ユーミン「じぇりママ‼あは✨マジイケてるし❗ユーミンもじぇりママって呼ぶね🎵じぇりママ‼」


ジェリー「……ま、ママ……」カァァ


トリコデルマ「えへへ……///」モジモジ