PFCS SS劇場!

パラレルファクター カルティベイトサーバーのSSをまとめるブログです。主にツイッターでのやり取りを纏めます!

お目覚めギルス

アスペルギルス「おぉ、お目覚めか!!間一髪であったな国王!!ヌハハ!!なぁにお気になさるな!妹アルテルナリアは我が誇り!!惚れ惚れするほどに強かったのだ!!不覚をとられたところで名誉に傷はつきますまい!!あぁ、罪深きそして美しき妹よ……元国王をも凌駕せしめるこの忌まわしき妖怪の呪詛……神よ、どうか天罰は兄であるこのアスペルギルスに与えたまえ!!しかしこの前の豪雷ごときでは我が鋼の肉体の薄皮一つ焦がすことすら敵わず!!おのれなんということだ、この天上知らずの鉄壁無敵の呪いこそが我に与えられし罰だとでも仰るのであろうか!!すまぬ我が同胞たちよ!!このアスペルギルス未だ最きょ」


ガーナ「やかましい!!気を失った者の横で騒ぐな!!」


アスペルギルス「ガーナ国王陛下!!これはこれは申し訳ございませぬ!!いやなに、いざ目の前にあらせられるとこの『鉄壁のアスペルギルス』、いささか緊張してしまいましてな?お恥ずかしながら挨拶の『予行練習』が必要かと判断し、より緊迫したシチュエーションでリアルに復唱していたところ。よろしい!!では今一度、我がサターニアの誇りにかけてこのアスペルギルス、最高にして最上の挨拶というものを是非ともご覧にいれましょうぞ!!心して聞きませい!!『おぉお目覚めk」


エリーゼ「うぅぅるっっっさい!!充分よ!!一生分堪能したわ!!それより、ここはどこか説明なさい!!」


アスペルギルス「はっはっは!!なんと気高いご婦人だ!!我が国とは既に交友関係、形式的な挨拶は無用の関係と言うわけか!!素晴らしい、正に騎士道!!それでこそ戦士の娘というものよのぉ、アマゾネスの弓兵よ!!」


エリーゼ「なっ!?ぜ、前半の意味はさっぱりわかりませんけれど、なぜ私が弓使いであることを……」


アスペルギルス「無論、ご婦人のその余念なく鍛え、完成された胸と腰と太ももよ。ほどよくしなる曲線美、細身の身体には芯があり、中々良い形の尻をして」


エリーゼ「わかりましたお見せしましょうこの矢の威力そこになおりなさい変態妖怪!!」


ガーナ「エリーゼ落ち着け!!苛立ちは痛いほど良くわかるが相手は今回の話をお聞きいただく大臣なのだ!!目的を履き違えるな!!無礼だぞ!!」


アスペルギルス「ぬぁーに心配なさるな国王陛下是非ともこの身体をお試しいただきたい!!ここは別棟にある我専用の訓練場!!いかにして暴れようが構うことはない!!このアスペルギルス、我が国最強にして鉄壁の戦士なり!!その攻撃は我にとって極上の土産であり光栄の極み!!ともすれば受けぬが無礼!!見せぬが恥!!そして凌駕せねば裏切りであろう!!一矢と言わず何千矢でも来るがいい!!一番柔らかそうなところに射るがいい!!ナァーハッハッハ!!」


エリーゼ「ぐっ……反射的に構えてしまいましたが流石に射つわけにいきませんよ……。はぁ、わたしの負けです……。ここまで自信満々の妖怪は初めて見ますよ……」


ロクショウ「いや、射ちなさい外交官殿……。わしが許可しよう……」


ガーナ「ロクショウ殿!!」


アスペルギルス「おぉ!!パパ!!ご覧くだされ、我が国の名誉にかけてご婦人の全力の矢、この身でもって凌駕しますぞ!!そして誇るのです!!パパはドレスタニアに決して負けぬ!!劣らぬ!!フリカッセ国は未だ健在であるのだと!!ハァッー!!ハッハッハ!!刮目っ!!」


ロクショウ「ガーナ君、挨拶は後にしてぇ……まぁなんだ、とりあえず射ってやってくれんか……。こやつはこうなると止められん……。人助けだと思って一思いにやってくれ……。最大火力で……」


ガーナ「は、はぁ……。なんだかわからんがロクショウ殿直々の頼みとあらば……。エリーゼ、『煉獄石』を使え」


エリーゼ「ちょっ!?正気ですか!?あれはだって『対竜人用』の……」


ガーナ「構わん。私にそこまで大口を叩いたのだ。全力で立ち向かわなければその者の誇りに傷をつけるだろう。命の保証はせんがな……万が一の時の責任はロクショウ殿にとって頂きますぞ?」


ロクショウ「はっは、お嬢さん、決してわしはガーナ君の実力を軽視している訳じゃないぞ。そやつはガーナ君の話を聞いてからというもの、今日の会食を四人の中で一番楽しみにしておったのだ。いいから、やってやりなさい」


エリーゼ「……知りませんよ。私は……」ガチャ


アスペルギルス「む……?お、おぉ!!なんと美しい……ガラスのように透き通った水晶を削り矢の形をとっているのか!!それに、芯の太さは直径20mmはある!」


ガーナ「それだけではない。あれは大理石を超える硬度でできている鉱石で、重さは約8kg。どこから取り出したかは聞くな」


ロクショウ「ほぉ……城の壁がぶっ壊せる威力が出るのう……なんてものを持ち歩いとるんだ……」


エリーゼ「『その程度』で驚かないでくださる?この石は『ガーディアンストーン』と呼ばれる『属性の加護を封印することのできる宝石』……。ただの属性を入れても充分な代物ですけど、私がここにいれた加護は……」


アスペルギルス「な、なんと!?宝石が発光している……!!おぉこの熱は!!この温度の上昇は!!明らかにただの炎ではない!!」


ロクショウ「はっ!?が、ガーナ君!!まさかとは思うがまさか君まさかまさか……!!」


ガーナ「……あぁ。その石の属性は『私』がいれた。すなわち、『煉獄』だ。耐えられるものなら耐えてみるがいい」


ロクショウ「れ、『レーヴァテイン』じゃと……!?まてアスペルギルス!!ちょっとお前でも痛いかもしれんぞそれは!!」


アスペルギルス「ハァーッハッハッハ!!嬉や!!歓喜!!誉れの極み!!こんなに滾る褒美は出会ったことがあるまいて!!射つがいい、穿つがいいぞアマゾネス!!触るだけで大火傷の巨人でしか扱えぬであろうその矢が射てるのならばなぁ!!ドゥワーッハッハッハ!!!」


エリーゼ「ご心配恐縮。でもごめんなさい?私には火なんて目じゃない『愛の加護』がついてるの。それに、射るのは私じゃありません。私が『シルフィール出身』ということ、紹介が遅れちゃったわね。この弓に『内包されている加護』を解放するわ」


ロクショウ「む……?う、うおおおぉぉぉ!!!なんじゃこの突風は!!と、飛ばされる!!」


ガーナ「真空のゲートを産み出す竜巻がアスペルギルス殿へ繋がった。これぞ必中の弓……愛を結ぶ女神『アルテミス』の弓だ!数kgなど関係ない、この風は『数千kg』でも吹き飛ばす!!」


アスペルギルス「うううおおぉぉぉぉぉぉ!!!見事!!!これほどの風はこのアスペルギルスでも受けたことがない!!フハッ!!足が震えるなど初めてのことよ!!無論、武者震いだがなぁ!!」


エリーゼ「壁に張り付けるつもりだったんですが良く耐えますねあなた……!!至近距離で射つものじゃないんですけど!!そんなに受けたいなら喰らいなさい!!『プロミネンス──

 

ガーナ「あ、エリーゼ、我々火の耐性のアイテムもってな─」

 

──ファイヤーシュートぉ!!!!!!』

 

 

 

 


アスペルギルスの別棟──大破。