PFCS SS劇場!

パラレルファクター カルティベイトサーバーのSSをまとめるブログです。主にツイッターでのやり取りを纏めます!

フリカッセ城にて

アスペルギルス「パパ!!聞いてくだされ!!先ほどバルコニーから身を投げようかと考えておりましたらば、な、なんと伝書鳩が!!おぉ懐かしい!!」


ロクショウ「んーよしよしありがとう、アスペルギルスよ。後でバルコニーにワシと有刺鉄線を巻くのを手伝ってもらうとしよう。して、宛名はどちら様かな?」


アルテルナリア「ドレスタニアですパパ……私、パパに真っ先に伝えてさしあげたくて……早足で……」バタン


ロクショウ「あぁっ!アルテルナリア!!無理をしよってお前もう……。気持ちはとても嬉しい。後は部屋でゆっくり休むのだ……使用人、誰ぞ担架を持ってきてくれんか!」


バクセラ「ーーーーーーーー」


ロクショウ「おぉ、バクセラではないか!耳元まで来てわしにその綺麗で繊細な声を聴かせておくれ。あぁ、やはりお前は美しい。しかし、ドレスタニアの字を読めるのはトリコデルマしかおらんな。このわしのめしいた目にかわって読んでほしいのだが」


トリコデルマ「そんな、パパ、買い被りすぎです……多分的はずれで、きっと幻滅なさる……産まれてきてすいません……すいません……」


ロクショウ「これこれ、トリコデルマや。わしはお前に読んでほしいだけだ。間違っててもいいのだよ、誰も責めはしない。さあ、読んでおくれ」


トリコデルマ「パパ……わかりました、パパのために、一応やってみるよ……」

 

 

***

 

 

ロクショウ「なるほど?つまり、孤児院に妖怪の教育者を用意したいが、ドレスタニアの妖怪は自分の生活に手一杯、ということか。なんと素晴らしい思想!実に愛に溢れている!!ガーナ君は昔から気難しい子だったが、そこがまた可愛い子だった……。立派な男に成長されたか……。わしは嬉しい……」


アスペルギルス「パパ、ドレスタニアは元敵国でありましょうぞ!おいそれと信用して良いものか、このアスペルギルス、いささか不安にございますなぁ!!よろしければ僭越ながら、我が死に場所と覚悟して偵察に参りますぞ!!」


ロクショウ「落ち着くのだ、アスペルギルス。かの国といがみ合った事は二世代も前のことなのだ。それも、妖怪にとっては暗黒の時代……。呪詛の暴走による自滅を防いだ王は、他でもないガーナ君だ。わしとて、妖怪を匿ったまま他国との戦争など荷が重かった……。それを、少々乱暴なやり方に見えたとしても、結果救ったガーナ君は正真正銘の英雄なのだよ。わしを始め各国の王達は、ただガーナ君ほどに勇気が無かっただけなのだ。今のこの平和な世が、信頼をおくに充分な理由だよ」


バクセラ「ーーーーーーー」


ロクショウ「そうだな、バクセラ。わしもハンバーグは好きだよ。後で作ろうな。……さて、この件は我が子であるお前達に一任したい。お前達がそれぞれ持っている町の中から、大使として誰かを送ってやってくれんか。もちろんその前に、君たちがまずガーナ君達に会って、信頼するにたる人物かどうか判断してからだ。こちらにご足労願い、会食を開こうではないか」


トリコデルマ「パパが言うなら、僕は異論ないよ……。でも、僕はきっとダメだ……。兄さん達が見てよ……」


アルテルナリア「任……せ……なさい……。お姉ちゃんが……トリコデルマの分まで……なんとか……頑張るわ……」ガクッ


アスペルギルス「無理をするなアルテルナリア!!ここは長兄のこのアスペルギルスと、我が自慢のバクセラ姉さんが厳粛に見定め、万が一の場合はこのアスペルギルスが押さえ込むゆえ、構わず我もろとも突き刺すのだ!!」


バクセラ「ーーーーーーー」


ロクショウ「トリコデルマ、種族の未来のために、わしはお前にも自分の目で判断してもらいたいのだ。それより誰ぞ!!早めに担架を頼む!!アルテルナリアがそろそろヤバイ!!あと、アスペルギルスや、無茶はいかんぞ無茶は。あー、バクセラ、それはいい質問だがフリカッセ領土ではバナナはおやつではないぞ。とにかく、会食は開く。よいな?」


『仰せのままにっ!!』