PFCS SS劇場!

パラレルファクター カルティベイトサーバーのSSをまとめるブログです。主にツイッターでのやり取りを纏めます!

フリカッセ元国王

ジェリー「保育士さんがおりませんわ!!!」


エリーゼ「町で募集すれば集まると思いますけど……」


ジェリー「そうじゃないんですの。孤児たちは人間ばかりじゃなくってよ。妖怪の保育士さんが必要ですわ」


エリーゼ「うーん、難しいかもしれないわ……。捜してはみるけれど、この国の妖怪事情は深刻ですからね」


ジェリー「やっぱり、同種族の保護者は必要だと思いますの。子供たちが妖怪として立派に大人になるために、どうかお願いします。ですの」


エリーゼ「えぇ、私もそう思います。諦めずに頑張りましょう!」

 

 

エリーゼ「という訳なんですが……」


ガーナ「ふむ……一筋縄ではいかんことだな……」


エリーゼ「元ドレスタニア国境内の妖怪で、市民権のある者は殆どあたりました。ですがやはり、妖怪は統率されておりませんから……非常に他人に対し関心が薄く……」


ガーナ「ジェリー婦人の要望も視野にいれるならば、それぞれの種の数も揃えねばならんだろう」


エリーゼ「やはり、諦めざるを得ないのでしょうか……」


ガーナ「……案が無いわけではない。リスクはあるが……」


エリーゼ「案?」


ガーナ「教育に関心があり、全種の妖怪に精通している男を一人知っている」


エリーゼ「そんな方がいたんですか!?何故もっと早く……」


ガーナ「……元『敵国』だ。お前の来る前から我が国と抗争し続けていた。フリカッセ元国王、『ロクショウ・ヴィルヘルム・フリカッセ』」


エリーゼ「あの『フリカッセ』ですか!?戦後はドレスタニアに形式上の忠誠を誓い、お互いあまり干渉しないようにしていると伺っておりますが……未だ険悪かと……」


ガーナ「いや、実際のところ国同士のしがらみはない。現在は公爵として我が国と物資のやりとりをしている。父上とは犬猿の仲だったそうだが、私やショコラには戦争当時から親戚のように味方になってくれていた。妖怪の人権を訴えた第一人者なのだ。フリカッセ城には四天王とされる妖怪の四人衆がいて、それぞれに町が与えられている。人柄から察するに、頼めば教育者を派遣してくれるとは思うが……」


エリーゼ「……話を聞く限りですと、今のところ選択しない理由はないと思いますが、何か他に心配事でもおありなのですか……?」


ガーナ「あー、その……なんだ…………つまりだな」


エリーゼ「つまり……?」

 

 

 

 

ガーナ「『ペドフィリア』なのだ……あの爺さんは……」

 

 

 


エリーゼ「うわぁ……」