PFCS SS劇場!

パラレルファクター カルティベイトサーバーのSSをまとめるブログです。主にツイッターでのやり取りを纏めます!

【アイラヴ祭】ランの行方

新橋「ランが帰ってこない?」


レン「そうなんだ。ライブ以降、僕が活動休止しているから別々に生活してたんだけどね。ランはバイオリニストだから、命とも言えるバイオリンを置いて数日家を空けてるだなんて何かあったんじゃないかって」


新橋「アイドルは兼業だったな。しかし彼女もマニアックだがそれなりの支持を得ている立派な有名人だ。警察に届け出は出してるのか?」


レン「前から一人でフラッといなくなることはあったから、まだ出してない。騒ぎが起きたばかりで僕が勝手に動いていいものかと悩んでるんだ」


新橋「ふむ、事情はわかった。とりあえずは、一刻も早く届け出るべきだろう。それこそ、お前たち二人に関係しているかもしれない」


レン「お願いします……。ランに何かあったらと思うと、苦しくて……」


鴬谷(デブ)「新橋さんとレンちゃんじゃないっすか。打ち合わせっすか?」


レン「いや、なんでもないですから」


新橋「空気を読め。どうみてもお前が出ていい回じゃないだろ」


鴬谷(デブ)「酷いっすよ。慣れてるっすけど。ランちゃんの話が聞こえたんで、出てきたっす」


レン「ランのこと何か知ってるんですか!?」


新橋「前置きする暇があったら早く言えと言ってるだろ!!」


鴬谷(デブ)「……いや、単に昨日自分、靴取り上げられて6時間サビ残させられてたんすけど、真夜中で事務所にランちゃん来てたもんで」


新橋「深夜……?なぜ夜中に……?」


レン「一人で来てたんですか?」


鴬谷(デブ)「ウチの深夜デスクいるじゃないっすか。確か……目白さんでしたっけ……?」


新橋「あぁ、あの変わり者の女性社員か……。なんかスピリチュアルがどうとか、京極冬彦マニアとか、色々聞いてるが」


レン「深夜に働いてる方がいるの?」


新橋「フレックスタイム制でな。普通はやらないが、形式上真夜中に出勤することは禁止されていない筈だ」


鴬谷(デブ)「目白さんとブツブツ何か話してたっす。声が小さい上にすごい低音の早口で、前髪長すぎて口しか見えなかったっすが……」


新橋「ふむ。ウチの社員が絡むということは、常務が何か知っているかもしれないが……。気が立ってる今話しかけるのは自殺行為に近いな……」


常務「なんの話だ新橋。また飲み比べするか?ん?」


新橋「じょ、常務!?この時間は新幹線の中では……!?」


常務「お前のスケジュール把握能力は素晴らしい限りだ。先方が客とトラブルがあったらしくてな。予定をズラせとのことで直前で引き返してきた。」


鴬谷(デブ)「すいません、ちょっと頭割れそうなんで右手離してもらっていいっすか?」


常務「ダメだ」


レン「常務!ランのこと、何か知ってますか!?」


常務「今このデブが言ったように、蘭は目白と共に仕事をしてるよ」


レン「い、いつから!?なんで何も言ってくれないんですか!?」


常務「落ち着け蓮。お前たち間で話し合いが無かったのは今知った事だ。だが、ここから先は話すわけにいかない。どちらにせよお前はお前のやるべきことをするんだよ」


レン「そんな……。だ、だってランは僕の……!」


常務「家族だろうが姉妹だろうが、仕事上は他人だ。蘭がどんな事をしていても、逐一お前が知る必要はない。そのような義務もない」


レン「そ、そうですか……すみません……」


新橋「お言葉ですが常務、少し言い過ぎではありませんか?レンはただランが心配なだけで……」


常務「馬鹿者。蓮は他者に依存しがちだ。そのくせ自分のプライドは強く持ち、今回のように自己中心的なトラブルを引き起こす。お前は少し今回の事を反省しろ。お前もだ、新橋。蘭は、むしろお前の事を思ってだな……」


レン「ランが僕を……?それって……」


常務「おっと……口を滑らせた。とにかくだ、お前はお前の事をしろ。新橋が持ってきた仕事の準備だ。世に自分を売るなら、今まで通りコツコツとやれ。新橋の方針は変わらん」


レン「は、はい……。って、次の仕事決まってるんですか!?もう!?トラブル起こしたのに……」


新橋「ピンチは時にチャンスになるんだ、レン。お前が誠実に、しっかりと会見で受け答えしたお陰で、何件かタレントの仕事が回ってきた。アイドルとはまた少し違うが、お前は世に出るんだろう?」


レン「新橋さん……。ありがとうございます!!それで、どんな仕事なんですか!?」


常務「これが企画書だ」


レン「どれどれ……」

 

 

『イケメンナイト☆レン様の温泉マラソン一人旅!宿から宿まで持久走!目指せ全国制覇!』

 

 

レン「………………」


常務「三馬鹿のレッスンが終わる頃に合わせてある。たまには羽を伸ばして温泉巡りなんて言うのも悪くないだろう?まぁ、交通費は無いが」


新橋「レン、俺はお前ならやれると信じている。というか人間じゃ間違いなくお前しかできない。これはチャンスだ。」


レン「………………覚えてろよな、ひじき……」