PFCS SS劇場!

パラレルファクター カルティベイトサーバーのSSをまとめるブログです。主にツイッターでのやり取りを纏めます!

【アイラヴ祭】ユニットデビュー

タオナン「テイチョスがプロデューサー!?


常務「あぁ、聞けば、お前の世話係だったそうじゃないか。身内のしがらみは厄介ごとを生む為本来は認めないが、アルファとなれば話は別だ。もちろん責任は被ってもらうがな」


テイチョス「勘違いされては困るがタオナン、君のお父様はこの件には関わっていない。というより、君が寮生活の間でも私の維持費はかかる。故に、ドレプロのライブ警備やビル清掃の派遣で繋いでいたところ、たまたま勧誘を受け所属したというわけだ」


タオナン「テイチョス……あんたも割と大変なのね……」


ひとこ「事情が妙にリアル……」


常務「まぁ、これには少し大人の事情があってな。本来お前達には若くて可能性のある有能なプロデューサーをつける予定だった。しかし、恥ずかしい話だがそいつはアイドルと度を越えた関係をもってしまい、アイドルを抱えたまま退職した」


紫電「なんだそれっ!!怖っ!!」


タオナン「一歩間違えたら犯罪なんじゃないのソレ……。テイチョスに変わって良かったわ」


ひとこ「でも、そんなこと私たちに暴露して大丈夫なのでしょうか……?」


常務「いや、むしろお前達には伝えなくてはならない。事情は伏せるがお前達と同期の負けん気の強いアイドルと、わが社で期待されていた行動力のある敏腕の新人プロデューサーが揃っていなくなったということは、いずれ別のプロダクションでのし上がってくる筈だ。おそらくは、ドレプロに敵対心を持って立ちはだかるだろう。覚悟を決めておいたほうが良い」


テイチョス「これから君たちユニットにも様々なオーディションに出てもらい、出演権を獲得していかなくてはならないが、数多くあるプロダクションと競争は避けられない。ドレプロほどの企業であってもアイドル達は平等に実力社会だ。全ての同期が強敵となるだろう」


タオナン「ふん、上等じゃない!負けん気なら私たちだって自信があるわ!!矢でも鉄砲でも使ってきなさいよ!!」


ひとこ「でも、それなら本当は四人でユニットを組むってことだったんですよね。敵同士じゃなくて、お友達になりたかったな……」


常務「……(四人ユニットなどという半端な組み方は認めていない。実際、保守派の爺共の糞計画がそのまま通っていたら、キャラクターの強さのバランスで補欠にされていたのはお前だ、ひとこ。……御徒町の決断は……正しかった……。惜しい部下をなくしたものだ……)」


紫電「ところで、プロデューサーがついたってことは俺達もうプロってことになるのか……?」


テイチョス「あぁ、君たちにはこれから看板を飾るシングル曲を作ってもらう。ユニット名は現在思案中だ」


ひとこ「えっ!?もう曲が作られるんですか!?す……凄いです!!やったぁ!!」


タオナン「さっすがテイチョス!!仕事が早いわ!!大好き!!」


紫電「マジで!?や、やったぁ!!俺、アイドルの為ならなんだってするぜ!!」


常務「ほう、言ったな?


紫電「えっ何……」


常務「今回のシングルははっきり言って、わが社でも相当なギャンブルだ。異例のお前達に期待している者は多く、今回はその曲作りにも話題性を織り交ぜることになった」


テイチョス「『Do It Yourself』が、今回のスローガンだそうだ。早い話が、異例すぎてリスクが高い為にコストを抑え、アイドルの手で一から作っていく計画らしい」


タオナン「せっこ!!!!!何ソレ!?!?イチ企業がコスト削減って、どんだけよ!!


ひとこ「た、タオちゃん!落ち着いて!!」


紫電「やば!家柄的に逆鱗に触れたぜ!!」


常務「まぁそう怒るな。これは『リスクヘッジ』を兼ねたアイデアだ。単に失敗を避けるだけじゃなく、チャンスを同時に得る良い機会でもある。別に金を出し渋ってるわけじゃない。言ったろう、『ギャンブル』だって。上手くいけばそれだけわが社にも大きな利益が出る。こういった話は私が説明してもわからんだろう、テイチョス、お前に任せた」


テイチョス「承知した。まず、インディーズの曲作りはディレクターの手がけるメロディと詩を、外注に仕上げてもらうのがドレプロでは一般的な手法なのだが、今回は外注には出さず自社で行うこととする。そして、その作曲・編曲を手がける担当は、天帝セブン序列三位の『桜木烈火』だ」


タオナン「なんですって!!?


ひとこ「烈火さんが私たちのシングルの作曲を!?


紫電ぎゃ、逆に凄くないか!?!?あの人の歌って九割自作なんだろ!?


テイチョス「衣装デザインは天帝序列五位の『楠千都世』。彼女は父が全世界に名をとどろかせている高級ブランド店の創始者であり、母はファッションモデルの女王だ。その技術・センスは娘にもしっかり遺伝している。ジャケットデザインは序列二位『柚木こはね』が担当する。調べるのにかなりの手間がかかったそうだが、彼女は最近売り上げでダブルミリオンを記録し、アニメ化で更に人気急上昇中のライトノベル『こんな宇宙(コスモ)に誰がした!?』の挿絵を担当していたイラストレーター『羽々はねこ(はねはねはねこ)』先生だったそうだ」


紫電まって、色々突っ込みたいけど何そのハイスペック達ずるい


ひとこ「えぇっ!?『だれコス』!?うわぁ私原作からファンなんですけど!!


タオナン「ちょっと!!正直言ってそれ、むしろ制作コスト半端じゃなく高いじゃない!!かなり豪華よ!?


常務「あぁ、その通りだ。だが、彼女達の意向によりアイドルとしての名前は伏せる。お前達が有名になれば、そのときに改めて名前を公開するそうだ。つまり、お前達の成功がそのまま彼女達の成功に繋がる。特に烈火は歌手志望として、アイドルから転向しやすくなるということだ。メイキングも撮り、MVに起用する」


紫電「う、ぷ、プレッシャーすげぇ……」


タオナン「そういえば、歌詞は誰が作るの?ここまで徹底してるんなら歌詞だって自作なんでしょ?」


常務「あぁ、歌詞は実は既にこちらで用意している。読んでみるか?」


テイチョス「これが君達の歌うシングルの詞だ。社内でも好評で、オーケーも出ているらしい」


タオナン「読むわ、見せて」

 

 

 


ひとこ「……わぁ、ラブソングなんですね!出だしとか可愛い!


タオナン「パート分けまでしっかりしてあるわね。かなり乙女チックでファンシーだけど、全然ありかも!」


ひとこ「それにしてもピュアだよね、凄く女の子らしいなぁ……私こんな風に書けないなぁ」


タオナン「書いた人はすっごい夢見る少女よ絶対!!私達ならひとこが一番合ってる歌になりそうね。逆に紫電には可愛すぎて向かないかも?」


ひとこ「あれ、そういえば紫電ちゃん……?ど、どうしたの……?なんか震えてるけど……大丈夫……?」


タオナン「もしかして気に入らなかった?無理もないかも、男勝りな紫電のイメージとはちょっと離れてるしね」

 

 

 

 

 

紫電……の

 

 

 

 

 


タオナン「ん?なんか言った?」

 

 

 

 

 

 

 

 


紫電これ……俺の………………ポエム………………

 

 

 

 

 

 

 

 

ひとこ「…………」


タオナン「…………」

 

 


ひとこ「えっっっっ!!!!!!!」


タオナン「は!?!?!?!?!?」


常務「なんでもするっつったのは自分だからな。寮を離れて自宅に戻るときは共用ロッカーに私物入れたままにするな、と注意しているのに無視したのが悪い」


テイチョス「すまない。あの日、朝番だった私が職務を全うしたばかりに常務の手にわたってしまった。しかしアルファは命令に逆らえない。本当にすまない」