PFCS SS劇場!

パラレルファクター カルティベイトサーバーのSSをまとめるブログです。主にツイッターでのやり取りを纏めます!

【アイラヴ祭】レンの選択

~点差は大きく開いた。しかし、敗けを認めようとした僕の前で、ひじきは僕に笑ってスイッチを押し、気づけば会場は僕に大きな声援を送っていた……~


レン「え……?なん……で……」


ひじき「すごぉい!!レン君おめでとう!!今日はあなたの勝ちよ!!みんな喜んでいるわ!!」


レン「ま、待ってよ……!おかしい!だって名前は……あ……あぁ……!!


ひじき「あーあ、気づいちゃったぁ?嵐のような歓声ねぇ……。うふふ、これなら私たちの会話も観客には聴こえないわね」


レン「ひじき……!!き、君、なんてことを……!!」


ひじき「なぁにぃ?わたしなーんにも知らなぁい。細かいことは気にしなくて良いんじゃないかしらぁ?」


レン「ふ、ふ、不正行為じゃないかっ!!カメラだって回ってる!!こんなの、大問題になるっ!!」


ひじき「うふふ、ならないわよ?」


レン「へ……?」


ひじき「この掲示板ね、名前の光度を低くすれば、ステージの逆光で観客席からは見えないの。だから、見えてるのはあなたとわたしだけ。うふふ、逆だったらこのリモコンで思いきり光度をあげれば良いだけだもの……。勝敗は、最初から変えられるように出来てるのよぉ?うふふ」


レン「くっ、こんな……こんな結果認めるわけには……」


ひじき「なぁに?まさか今さら『嘘でした』とでも言うつもり?」


レン「あ、あたりまえだっ!!お前の好きになんかさせない!!」


ひじき「うふふふふ……なんて酷い子……


レン「な、なんだと!?」


ひじき「つまり、あなたはファンの気持ちをないがしろにしてまで、自分のプライドをとる酷ぉい女ってこと」


レン「……ッ!?」


ひじき「良く考えなさい。この割れんばかりの歓声、投票の結果に文句を言ってる人はどれくらいいるのかしら。みんな、悩んだ結果の投票……どちらが選ばれてもあなたの言うところの『悔い』はないでしょう」


レン「う……!!」


ひじき「それに、大差だなんて関係ない。見て?この726と、274の数字……。あなたをほんとうに愛してくださった274人のファン……今、どれほど幸せな気持ちでいるのか、あなたにわかる?


レン「うぅぅ……!!」


ひじき「『あなたが嘘をつけば、誰もが幸せでいられる』のに。『あなたが死ねば、全員救われる』のにね。簡単よ。ただ『受け入れればいいだけ』よ?今日の対決は、自分が勝ったんだって、そうよろこぶだけでいいの」


レン「ぼ、僕が……僕のせいで……」


ひじき「本当は『ぜーんぶあなたの嘘』なのですけどぉ!!あっはっはっは!!」

 

 

 


レン「う、うぅ……!!うわあぁぁ……!!やめろおおぉぉ!!」

 

 

 


ひじき「ちょっ!?レン君!!あなたっ!!」

 


『ざわざわ』『レン様……?』『どうして……』

 


レン「だ、駄目だ……駄目だ駄目だこんなの……!!そんなの嫌だ!!僕は……僕は……!!」


ひじき「ま、待ちなさいってば!ちょっと、お客様の前で……!」


レン「騙すくらいなら……!!みんなを裏切るくらいならここで一人で死んでやる!!なんとでも、好きなだけ言え!!天帝なんて辞退してやる!!さよなら!!」


ひじき「えぇ!?待ちなさい!!レン君!!レン君ー!!」

 


『えぇ……』『どうなってるの……』『なんでキレたん……?』『どうすんのこれ……』『(特ダネキタ!!)』『超シラケたんですがー』『で?なにこの間は』

 


ひじき「あ、あはは……ど、どうしちゃったのかしらねぇ、嬉しくて信じられなかったのかナー……?(ちょっと、嘘でしょ……?マジ……?)」

 


『いつまでまたせんだよ!!』『終電なくなんだろー!!』『もういーよ、ひじきでいいじゃん別に』『実況スレ大炎上www』『えー!!レン様じゃないの!?』『もう帰ろうかな……』

 


ひじき「みなさん、落ち着いて、落ち着いて~!心配ないわよぉ~!(やっばぁ……これ無理かもぉ……)」

 

 

 


「みんな……待ってほしいの……」

 

 

 

『ざわざわ……』『なになに?誰?』『【悲報】ひじきライブに一般客乱入。もうめちゃくちゃっと……』『えっ!?待って、あの子ってもしかして……』

 


ひじき「あ、あなた……!!『こはね』!?どうしてここに!?」


こはね「ごめんなさい、レンは今日、実は寝たきりのお婆ちゃんの誕生日なの……。本当は別の子の穴埋めでライブをしてくれて、短い期間で真剣に練習してきてくれたの。でもアンコールの件については細かく伝えられてなくて、病院が閉まる前に帰らなくてはならなかったの……。おばあちゃん、今年で最後の誕生日になってしまうかもしれないから……わかってあげてほしいの……」

 


『えぇ!?大変じゃん!!』『おばあちゃんっ子だったんだ!可愛いなおいw』『レン様、私たちに黙って無理してたんだ……』『ひじきで我慢してやるかーw勝ったのは俺たちのレンちゃんだけどw』

 


ひじき「ちょ、ちょっと、こはね……そんな適当言って大丈夫なのあなた……」


こはね「平気……。私……電波アイドルだから……」


ひじき「自覚あったのね……はぁ……助かったけど、やりすぎちゃったわ……レン君……どこいったのかしら……」


こはね「今は本番中なの……。とにかく、このライブはなんとか円滑に終わらせるしかない……後の事は、それから……」


ひじき「……えぇ、わかったわ……」