PFCS SS劇場!

パラレルファクター カルティベイトサーバーのSSをまとめるブログです。主にツイッターでのやり取りを纏めます!

【アイラヴ祭】病室にて

新橋P「ここは…」

 

常務「病室だ。過労で倒れたそうだ」

 

新橋P「常務……」

 

常務「お目覚めに見た顔がピチピチな女ではなく50近いババアでショックか?」

 

新橋P「すいません、冗談に付き合う余裕がないです」

 

常務「ふん、相変わらずだな、貴様は」

 

新橋P「レンは、レンは見つかったんですか……!?」

 

常務「あぁ、実家のトレーニングスタジオで一人練習していたそうだ。お前が倒れたと知らされても、練習は辞めなかったそうだよ」

 

新橋P「……やはり、止めればよかった。今回のライブは、あいつの精神を折りかねない……」

 

常務「お前はいつも意思より結果を重要視する。あの子の気持ちが汲めない駄目なクズ男じゃないだろう」

 

新橋P「しかし……」

 

常務「あの子は、お前より現実を見てるんだ。全てわかってて挑んでいる。なにせ、あの子が子供の頃から夢見ていた舞台は天帝だからな。子役時代の蓮も、今の蓮と全く変わらない」

 

新橋P「だからといって、あの子の未来を奪うような真似を見て見ぬふりするわけにはいかないでしょう」

 

常務「ふん……。鈍感馬鹿もここまで来たら勲章ものだな……」

 

新橋P「あいつはいつも無茶をする……俺が止めないで誰が止める……」

 

常務「ふむ……」

 

 

***

 

 

レン「プロデューサーが倒れた……!?容態は!?大丈夫なんですか!?」

 

常務「ただの過労だ。騒ぎ立てる程じゃない。……だが、心労の原因はお前にある。ハッキリ言うほうがいいだろ、お前は」

 

レン「……そうですか。プロデューサーがそんなになるまで僕は……」

 

常務「どうだ?私もあのライブはおすすめできない。やめるなら今が最後の選択だぞ?」

 

レン「いいえ。僕は戦いますよ。むしろ、勇気が湧いてきた位です」

 

常務「勇気……?」

 

レン「そんなになるまで、僕を心配してくれてるプロデューサーがいる……。どんな結果に終わったとしても、胸を張って帰れるところがある……。僕はただ、いつも通り全力を出せば良いだけですから。後のことは、プロデューサーを信頼しています」

 

常務「……わかった。もう口出しはしない」

 

レン「ごめんなさい……プロデューサー……」

 

常務「なぜ謝る。信頼しているんじゃないのか?」

 

レン「……プロデューサーは、僕のためにいつも無茶をする……。だから今回だけは、僕一人でやらなきゃいけないんです……。これ以上迷惑はかけられない……」

 

 

***

 

 

常務「(無茶をする、というのはお互い逆だな。あの子が無謀な事をするのも、お前がいるからなんだろう。だがそのおかげで、あの子は夢が一つ叶ったんだぞ)」

 

新橋P「レン……すまない……」

 

常務「……くく」

 

新橋P「……?なんですか?」

 

常務「いや、デジャヴを感じただけだ。私は仕事に戻るが、病院は『三日は安静に』だそうだ」

 

新橋P「はい。ありがとうございます」

 

常務「ちなみに先ほど急患があってな?看護士達もそちらに必死でだいぶ手薄になってる。かってに面会しに来たがこの分なら問題なく帰れそうだな」

 

新橋P「……結構、無茶しますね」

 

常務「お互い様だろう。ま、『あんまり医者に迷惑かけるんじゃない』ぞ」

 

新橋P「……!」

 

常務「全くお前のせいで仕事が急増だ。早く治せよ。じゃあな」

 

新橋P「……」

 

新橋P「(まだ間に合う……。俺が行くまで、早まるなよ、レン……)」