PFCS SS劇場!

パラレルファクター カルティベイトサーバーのSSをまとめるブログです。主にツイッターでのやり取りを纏めます!

【アイラヴ祭】初めての挫折

セレア「聞くまでもなさそうじゃけど……一応聞いてみるのじゃ。どうじゃった?精霊のライブは」


ひとこ「……」


紫電「……」


タオナン「……どうもこうもないわよ、認めるしかないでしょ」


セレア「ほう、何を認めるのじゃ?(紫電とひとこは、時間がかかりそうじゃのう……)」


タオナン「次元が違うって言ってるのよ。あんなの、勝てるわけないじゃない。妖怪や鬼なら得意分野もあるでしょうけど、人間のあたしやひとこじゃどうしようもないわ」


セレア「珍しく随分と弱気じゃなあ。言葉に勢いもないのじゃ。いつもの跳ねっ返りはどうしたのじゃ?」


タオナン「……あたしだって冷静に考えてるわよ。精霊のライブはエレメンタルが味方する……。だけど、やってることは歌を『最高の形で伝達しているだけ』でしょ?つまり、『元』が違う。精霊だから凄いんじゃない、『元が凄いのに加護まである』のよ。一枚上手、どころか、10枚、20枚も上手よ、烈火は。普通のステージでも勝ち目なんてないでしょうね。私たち研究生だけじゃなく、アイドル全体の話よ」


セレア「ふむ……(思った以上に良く観ておるのう。となると心配なのは……)」


ひとこ「……才能が無いと、やっぱりアイドルは向いてないのかな……」


紫電「ひーちゃん……」


セレア「(他二人より総合力の高い、しかし伸び代の薄いひとこ……どうしたものかのう……)」

 

烈火「おっ邪魔っしま~っす!にゃーん!♪」

 

セレア「のじゃっ……!烈火っ!?」


ひとこ「烈火さん!?なんでここに!」


烈火「君ったちだねー?セレアにゃんの猫ちゃん達は~!ん~、温泉卵って感じ!」


タオナン「せ、セレアにゃん……?」


セレア「初耳の呼び名なのじゃ……何しに来たのじゃー!」


烈火「遊びに。」


セレア「帰れ」


烈火「ひっどいにゃ~んっ!!せっかく猫ちゃんの日だにゃん……遊ぶにゃ~ん……」


セレア「やめるのじゃ!勝手に髪をとかすなあ!!空気読むのじゃあ!!」


ひとこ「……烈火さん、歌のコツを教えていただけませんか?お願いします……!」


烈火「にゃっ!?」


タオナン「ひとこ!?」


烈火「……へーえ。いい子狙ったねセレア。こんな目する子、アイツ以来じゃないの?」


セレア「……相変わらず聡いのう。そういうところが嫌いなのじゃ」


烈火「お互いにね。君、名前なんってーの?」


ひとこ「…え?あ、は、はい、霜月ひとこ、です……」


烈火「ひとこ、ひとこねー。うん、覚えた。呼びやすい名前だね、ひとこ。ひとこだから、アドバイスはひとつだけしたげるよ」


ひとこ「えっ!あ、ありがとうございます……(ひとこだからひとつ……?)」


烈火「朝御飯、ちゃんと食べた方がいい声出るよ。そんじゃ、またね、ひとこ。」


ひとこ「えっ?あ、あの!それだけ!?」


紫電「ひーちゃん、落ち着いて!」


タオナン「ひとこ、今の意味、わかんない?あの人、『声だけで理解した』のよ。完全な絶対音感……それよりもセレア、アイツって、一体誰のこと言ってたの……?」


セレア「それは……内緒なのじゃ。いずれ話すじゃろうけどのう……」


紫電「なんだそれ、気になるじゃねーかよ……」


セレア「それよりもお主達、本格的なレッスンは一ヶ月後じゃけど、次の天帝ライブは来週なのじゃ。次は対バンを観に行くのじゃ。数日ほど空くけど、その間どう過ごすのじゃ?」


ひとこ「そうなんですか?うーん、どうしよう……かな……」


「ひーちゃん、良かったら俺とダンスの練習しないか…?ウチ、広い道場あるからさ……(ひーちゃんが心配だ……少しでも気分転換になれば……)」


ひとこ「えっ!いいの?やったぁ!!」


紫電「タオも一緒にやろうぜ!」


タオナン「……悪いけど、あたしはパス。ちょっと忘れ物を取りに家に帰るわ。お誘いありがと。お土産もって来るから」


紫電「タオ……」


セレア「(……まさか、一番ダメージが深いのはタオナンじゃったかのう……?)」

 

 


タオナン「(わかってる。このままじゃどうにもならないことくらい。こんなとき、彼ならなんて言うんだろう。テイチョス…)」