PFCS SS劇場!

パラレルファクター カルティベイトサーバーのSSをまとめるブログです。主にツイッターでのやり取りを纏めます!

【スプラッター注意】用心棒の所有物

過激な描写が苦手な方は閲覧注意

 

 

 酒場で下品な髭の鬼が汚ならしい歯を剥き出しに、つばを飛ばしながら笑っている。正直なところ、この時点で既に始末しようか考える位には不快だった。途中、つまみを運んでくれたアルビダの娘の尻を、中指が埋まるほどがっしりつかんで笑った。テーブルにものを並べるとき、背中に蜘蛛を入れた。手に持つジョッキを落とす娘。ぬるい酒が鬼のズボンにかかると、鬼は娘に激怒する。弱々しい店主がタオルをもってくると、その鬼は娘に拭かせようとする。地面に膝をつかせて、股間の位置に顔を近づけさせた。
 震えながら拭いている少女の頭の上に、高い位置から酒をだばだばと垂らす。男はそのまま店主に向かって怒鳴り散らした。


「お前の娘が俺の酒全部飲んじまった。」


 娘にかかる酒が飛び散って、鬼のもっとも汚い部分が濡れていった。脱がすように命令し、娘が白く細い手でズボンを下げると、下着はもっと濡れている。酒を上回る異臭が娘に吐き気を誘った。娘は、脱がせる前から鬼が何を言い出すかはわかっていた。両目から清潔で綺麗な水が溢れているが、声はあげなかった。


「飲み物粗末にするんじゃねぇ。お前がこぼしたんだろ?飲めよ、一滴残らず」


 俺はどうしようか迷った。この状況から娘を救う為にここで殺すのも構わないが、『プロに任せる』のも悪くないと思った。わざとらしく音をたてて金を机に置き、店主の持つ酒に呪詛の液体を一滴垂らす。目の前で堂々と入れたが、この店主は危機的状況におかれている自分の娘より俺がおいた金の方に反応を示した。鬼は娘の反応を楽しみ、こちらを全く見ようとしない。
 鬼が店主に怒鳴り散らすと、店主は手元の酒を急いで持っていく。それを奪うように掴んでわざわざ口からこぼれるようにガバガバと飲んだ。

 俺は、酒場から出た。

 

 

 

 

 

 面白いラブレターを受け取った。あの爺はいずれ殺すことに決めた。まぁ30回目くらいの決断だが。私がドアを開けると今までで最も醜悪な臭いが鼻を刺激する。目が見えず、音を聴かない分、私の嗅覚はするどい。爺は殺す。31回目の決断をした。
 とりあえず私の呪詛『ソナー』の反響を見てわかるのは、鬼が私にごほうびをねだっているような、モノをぶら下げた体勢で泡を拭いているということだ。まるでサプライズで指輪をもらったような、とても素晴らしいプレゼントだ。爺は殺す。32回目の決断をした。隣で一緒に転がっているのは、生ゴミの中に転がった純白のショートケーキみたいにこの場所に似つかわしくない娘っ子。どこかはわからんが、結局舐めちまったようだ。37回目の決断をした。
 私は棒立ちの店主の爪先を音がなるまで踏みしめて娘の元へ歩いた。そう、良い顔だ。黙れ。煩い店主を弾き倒れている娘に近づくと、中指が埋まるほど尻をわしづかみにして、無理矢理意識を戻す。娘は吃驚した顔で此方を向いた。
 私は胸のうちポケットからブランデーを取りだし、娘に見せるように粉薬を入れた。自分のワイシャツの胸元を無理矢理引き破り、谷間にブランデーを高いところから注ぐ。娘の髪の毛を掴みあげ、頭を無理矢理胸に押し付ける。肌に直接触れることで、娘が可愛らしく震えているのがわかる。私は脅すように言った。


「飲み物を粗末にするな。舐めろ。一滴残らずだ」


 娘は私の胸を数分間舐め続けた。その光景を店主はただ端っこで見ていた。面白いから今度殺す。
 酒を舐め終えた娘は、酒気を帯びて顔を火照らせながらも手足の自由を取り戻した。私は無言で頭を撫でた。娘の両目から溢れる涙を私は指で拭うと、舐めた。クソ不味い。私は苛立った。


「誰だ、こんな水を私に出した豚野郎は。『お前』が答えるんだ」


 娘の髪の毛を、痛みが走るまで引っ張る。娘は自由になった右手で死んだ蛙みたいなポーズの鬼を指差した。私は娘の頭を乱暴に突き放すと、鬼の元へ向かった。
 小指の第一関節をゆっくりと踏む。鬼は大声でわめきながら目を覚ました。粗末なものが露出している股ぐらの上に右足をあげると、鬼は動けない身体を本気で揺らして逃げようとした。芋虫みたいで気持ち悪すぎる。肋骨の辺りに変え、まずは動きを封じるため三~四本やった。相変わらず騒ごうとするが、肺が圧迫されて声は出ない。
 突如飽きてくる。悪い癖だ。暇潰しがしたい。酒場なんだ、遊べるものくらいあるだろう。数日ガードマンをやっているが興味が無さすぎて内装を知らない。呪詛で見回すと、大きなテーブルと長い棒がある。ビリヤードという奴か。私は男の舌を右手で掴み、娘に足を持つよう命令した。そのままテーブルにのせる。危ない危ない、ミチミチと音が鳴ってもう少しでちぎれるところだった。
 ビリヤードの遊び方は知ってる。長い棒で弾き、端っこの穴に『打った玉以外をねじ込む』んだったか。キューを持ち、早速やってみることにする。こう見えてゲーム好きなんだ。
 男の『股と股の間にある玉』に狙いを定める。男は涙を流して伸びた舌を暴れさせながら首を振った。嬉しそうだな。マゾは好きだ。私はご褒美に微笑み返してあげた。だが、男は首をより激しく降ってテーブルを揺らした。もしかして、初めてやるゲームだから、なにか間違ったのだろうか?少し考えてから、私はひとつ閃いた。


「なるほど、これか。すまないな、初心者なもので」


 四角くて青い石灰を見つけた。そうだ、先に滑り止めをつけるんだったな。教えてくれて助かる。じょりじょりと音を鳴らす。この振動波は中々好みだ。じょりじょりと、鬼の耳元で鳴らす。これくらいでいいか?
 そして、私は改めてキューを構える。中々難しい。最初はずれないようにオリジナルのフォームでもいいか。私は、やり投げの構えで足腰を使って思いっきり当てた。玉に当たり、身体は勢い良く跳ね上がって、ドアの扉まで吹っ飛ぶ。残念ながら穴に見立てた屋外には吹っ飛ばなかった。男の顔は良くわからない造形をしていた。気絶していたので指をふみしめて起こした。起こすのに三本もかかった。
 お手本がほしい。店員なら私よりは上手かろう。私は娘を呼びつけ、キューを持たせた。困惑していたが、命令を素直に受け入れるようになっていた。良くできた娘だ。ついでに爺を思い出したから今度殺す。
 娘は私に言われた通り、『二つ目の玉』にキューを向ける。なるほど、綺麗なフォームだ。不安そうな顔でこちらを向いた。私は、顎の先で「やれ」と促した。娘は、覚悟を決めると真剣な表情と、殺気を放って、しっかりと照準を合わせていた。同時に、理由のわからない大粒の涙をこぼす。そのぼやけた視界でもなお、かなり正確に玉に照準を合わせた。私はタイミング合わせのため、パチンと指を鳴らしてやった。

 

 

 


 店を出ようとすると、娘は勝手についてきた。私は当然のごとく所有物として娘に命令をした。娘は煙草を買ってきて、私がくわえると火を点けた。娘は笑顔ではなかったが、たどたどしさは消えていた。選択したのだろう、自分の道を。
 今日で仕事も終わりだ。得るべき情報は今日、爺が吐いた。退職祝いもなかったので雰囲気出しの為に内装を赤く染めてやったが、店主はあまり嬉しそうではなかった。苛立って殴ったら、私にしては珍しく一回で気分が晴れた。


 次の目標は爺を殺すことだ。私は娘と爺を殺す旅に出た。娘は、私の後ろで笑顔を作った。それは視えるんだがな、呪詛で。