PFCS SS劇場!

パラレルファクター カルティベイトサーバーのSSをまとめるブログです。主にツイッターでのやり取りを纏めます!

ハサマとガトー 久しぶりの釣り

ハサマ「たまには人気の無い所もいいねー」


てくてくと誰も居ない路地裏を歩行してるハサマ王
しばらく進んだ先、石の階段に青白い光が。
よく聴くとへんな声も聴こえてくる。


トー「我輩が死んでドレスタニアは救われたのだろうか…ガーナは無事なのか…今は誰が王をしているのだろうか…怖くて見に行けない…ブツブツ…」


ピタリと立ち止まり目を輝かせて無言でじっと観察をしている


トー「我輩の時代はこんな建物無かったし…賑わってるけどガーナの独裁政治で国民が明るいわけないし…夜は不気味なくらい静かだし……もしかして他国にのっとられてしまったのでは……」


徐々にネガティブさが増していく


ハサマ「今はショコラ君が王やってるけどどうかしたの?」


目の前の存在が不安を増してきたので声を掛けてみた


トー「ショコラが王とか(笑)冗談も大概に……………ドゥワアァ!!!?!?だ、誰ぞ!いつからそこにおるのだ!?」


跳び跳ねてゾンビ映画のモブのようなリアクションでじりじりと下がる


ハサマ「ハサマだよー。ついさっきからいたけど分かんなかったー?」


リアクションが過多なことに少し微笑しつつ口元を隠しながら名乗った


トー「(ハサマ…?どこかで聞いたことがある名だ…)ゴホンっ。あー、失礼した。我輩お化けである。本来はぬしがびっくりする立場であるぞ。」


尻をぱんぱん払って立ち上がる。


トー「ところで、ショコラが王とはまことか?不安しかない…。ガーナはどうしたのだ」


ハサマ「真真。ガーナ君ならずっと療養してるけど」


尻あったのかと思いながら返答。口元はもう隠してない。


トー「療養……やはり無事ではすまなんだか…。代理王としてショコラが選ばれたのだな。ドレスタニアはどんな国になったか教えてくれぬか?」


そわそわしている


ハサマ「んっとねーそれなりに平和だよー。」


所々考え込みながら手短に説明した


トー「あのドレスタニアが平和に…!?むむむ、独裁政治の極みと呼ばれた武力国家だったが…しかし国民を見れば嘘でないことも明白…。おっと」


名乗っていないことを思い出す。


トー「我輩はガトー・クグロフ・ドレスタニア。ガーナとショコラの父である」


ハサマ「やっぱりあの子達の父親かー。……それで何でこんなところにいるの?」


薄々とだが気付いていたのでそれ程は驚かずにそう尋ねた


トー「いやぁ…我輩即成仏するつもりだったのだが意外と国に執着あるみたいで…しかしあんまり子に好かれてなかったし…あやつらの事だから我輩くらい視えちゃうんじゃないかと思うと再火葬されそうで怖いし…」


威厳の欠片もない


ハサマ「……あー確かに見えそうだねー。(なにやらかしたらそうなるんだろう)」
一人納得している


トー「我輩は愛してるんだけど愛し方間違えちゃってたっぽくて。ただ、ドレスタニアが良い国になったのならばこれほど嬉しいことはない…」


ダメ親父のテンプレみたいな弱気な発言


ハサマ「嬉しいのかー。それでジョウブツするの?」


首を傾げながらそんなことを言った


トー「地味に居心地良いからまだ成仏したくないのがほんねである!お化けでも釣りは可能かな?」


うってかわって能天気


ハサマ「そのままだったら出来ないんじゃないかな?」


トー「うーむ釣竿が持てないからなぁ…。国民にちょっとだけ身体貸してくれる人はいないものか…」


基本的に頭の悪い人である


トー「ここであったのも何かの縁ということで、暇なときにでも、憑依オーケーな人を捜してくれないか?」


やたら厚かましい王。


ハサマ「分かったー、ちょっと行ってくるー……あ、丁度良いところにぼーっとしている人が」


トー「む、無理矢理はいかんぞ…!ちゃんと許可をとらなくては…」


そわそわ王


ハサマ「許可といってもどうするの?」


キョトンとした顔


トー「乗っ取ってもいいですか?って聞くのである」


胸を張ってアホ発言


ハサマ「いやそれ駄目なやつだと思うんだけど」


ハサマでもさすがに駄目だとわかったようだ


モブ民「…ん?一人でなにしてんの君」


ぼーっとしてる国民がハサマに気づく
とりあえず手招きをしてみる


モ「何々?なんか面白いものでもあんの??」


ゆるゆると近づく


ハサマ「(こっちに来たからやっちゃったらー?)」


小声のついでにgoサイン


トー「むむむ、南無三!!」


モ「おおぉぉ!?!?なんだお前!」(見えてはいないが入ってくる感はあるらしい)


トー「落ち着くのである!若者は知らんだろうが我輩はガトー!釣りしたいから身体を貸してもらいたい!」


モ「おいお前!なんなんだこいつは!」


ハサマ「…………幽霊?」


モ「えぇ……(困惑)」


トー「釣りは楽しいぞ。皆でやればより楽しい。共にベリエラで暇をつぶそうではないか」


モ「…別にいいけどさぁ……」


トー「アウトドア万歳!ハサマ、恩に着るぞ!」


モ「魚喰えるならいいけどさぁ……」


ハサマ「それはどうもー!(終わったらお礼しとこ)」


笑顔

 


_ベリエラ_

 


モ「俺こっち来んの初めてなんだよね」


トー「ここはあまり変わっとらんのだなぁ。今は春だし、イサーキとかマァスが釣れる。ハサマは釣りしたことはあるか?」


慣れた手つきで釣り針を結ぶ


ハサマ「んー、数回程度なら」


多少は慣れているようだがガトーにはかなわない


モ「俺はやったことない」


トー「釣りも政治も似たようなものだ。セオリーがあっても潮の具合によって通用しない。海に耳を傾けることが大事なのだ」


餌をつけて岩場から糸を投げる


ハサマ「(政治とかよくわからないなぁ)」


そんなことを思いながらガトーを真似して投げてみた


トー「そうそう、そんな感じでだな…おっ!ほれ、早速釣れたぞ!」


モ「すげー!!俺にもやらせろよおっさん!」


トー「ハハハ、良き日ぞ!」


ハサマ「良き日だねー」


と楽しそうに小魚を釣っていた


まったりとした時間が過ぎていく


モ「めっちゃ釣れたな~。おっさん、腹へったよ。魚食べようぜ」


トー「そうだな、最大の楽しみはここにあるからな。そこの食堂で釣った魚を料理してもらえるそうだ。食事にしようぞ」


レイリ「っしゃせ~…」


ハサマ「お魚いけるー?」


一通り出してみた


レイリ「ハサマ…お久…」


一通り見る


レイリ「余裕…」


腕捲りをして厨房の奥へ引っ込む


トー「店主と知り合いであったか。これは愉快よのう!」


モ「腹へったー!」


ハサマ「知り合い知り合い。お腹空いたねー」


テーブル席で待ってる


しばらくして出てくる。


レイリ「お刺身、ムニエル、天ぷら、焼き、煮物…。新鮮ならシンプルがうまい…」


トー「流石わかっておる!さぁ、いただこうか!」


モ「すげー!!」


レイリ「ふふふん…」


ハサマ「(お刺身うまー)」


静かにモグモグと食べている


トー「いやはや、こうしてゆっくり時間を楽しむのも良いものだ。特に、多忙な毎日を送っているとな」


モ「ニートですんません…」


トー「お主も、苦労が耐えぬだろう?『ハサマ王』よ」


ハサマ「…………バレてたかー。苦労はそんなにないかな?」


ニヤリと笑いながら


トー「いや、五分前くらいに思い出した」


アホ王


トー「チュリグの王も気軽にこれるほどドレスタニアは発展したか。これからもよしなにお願いする。我が子たちと仲良くしてやってくれ」


モ「しゃべると喰いづらいっすおっさん」


トー「あ、ごめん…」


ハサマ「わかったー!なるべく仲良くしとくねー!」


レイリ「代金はさっき来たガーナ王から貰った。ツラ出せこの野郎って言ってた」


トー「なん…だと…」


モ「また釣りしよーぜハサマー!」


すっかり夜である。


ハサマ「またやろーねー♪…………さて、そろそろ帰るか」


去り際にモブ国民のところにドレスタニア札束を置いた
(ガトーが胸ポケットに入れて、後日気がつく。ついでにこれをきっかけに、脱ニートのためベリエラで海の家のバイトをするのはまた別のお話)


トー「……行ってみるか。城。…気が重いな…」


ハサマを見送りながら、ガトーは物思いに耽っていた。