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PFCS SS劇場!

パラレルファクター カルティベイトサーバーのSSをまとめるブログです。主にツイッターでのやり取りを纏めます!

レウカドカウンセリングルーカス

ドアをコンコンと叩く


ルーカス「…ドクターレウカド。居るかい?ぼくだ」


レウカド「ああ、カウンセリングはやってないからな」


扉を開き、中へ招く。


ルーカス「知っている。…ぼくの二重人格…ぼくが副人格だけど…についてだ。ぼくが…ぼくの主人格がアンティノメルの元殺人鬼なことは知っているだろう?…彼についてだ有力な情報を出そう。なんならぼくを逮捕してもかまわないぼくの覚悟だよ」


レウカドは明らかに今知った顔をしている。


レウカド「そうなのか、いや…俺はそういうのと関わるのはごめんだからな。通報もなにもしない」


ルーカス「…そうかい。わかった。ぼくが副人格だ。あの殺人鬼のストッパーとして生まれたもう一人の人格。それがただルーカス=マーティンと名乗って政治をしてるようなものだよ。」


レウカドの表情を読み取り、話を続ける。


レウカド「へえ、ストッパーねえ…だが、ルーカスはルーカスなんだろ?」


ルーカス「ああ。ただ彼の殺戮を止めるためだけに生まれたのがぼく。ぼくはぼくだけど…ジル・ド・レ…彼が居てこそのぼくだと思うと複雑だ。彼の中の、心のどこか、分離した心、それがぼくだ。」


普段は見せない真剣な表情で話を続ける


レウカド「この前、ジルとかいう人物に会ったが、あれが凶悪な殺人鬼とは思えんくらい穏やかだったが」


ルーカス「…そうかい。ジルは穏やかだったかい?あれも…少し事情があってね…。けど彼がもし人を…したらぼくはこれ以上無いくらい彼を憎むだろう、ぼくは彼だから」


ジルの出ていたその時ルーカスには意識がなかった。


レウカド「あんたはストッパーだったな、あんたが意識のどこかでそいつを引き止めてやればいいんじゃないか?」


ルーカス「そうすることも出来る…。まあある一件からジルは殺戮をやめた。…彼が鏡を見ながら、ルーカス、と一人つぶやくんだ。彼はぼくだ。彼の言いたいことはぼくにはすぐにわかった。彼は鏡の向こうに居るぼくに向かって呟いたんだ。それ以降だ。彼はやめたんだ。殺戮をね」


優しい口調だが顔は真剣だ


レウカド「(なんかとんでもない話になってきたな)」


レウカドはすこし眉をひそめながら


レウカド「…それはいいことなんじゃないか?」


ルーカス「いいこと…かな。殺戮をやめても彼のした罪は消えない。ぼくはいつバレて鉄格子の中に入れられるか分からない。怖いよ?ぼくは彼だいつルーカスがジルとバレてもおかしくない。ソラ君たちにもバレないようにしている…ぼくがあの殺人鬼だと、ね」


レウカド「えーっと、いまはなんでバレてないんだ?ジルを知ってるやつはいるんだろ?」


ルーカス「さあ…もしかしたらバレているかもしれない…でも、まさか代表があの殺人鬼なわけ無いだろう、と思っているのかもしれない
それにぼくが生まれてから10年はぼくは失踪していたからね。ジルの顔も若い頃しか無い。…代表がジルな訳無いだろうって思われているのかもしれないね」


溜息をつく


レウカド「万が一、ソラたちにバレているとしても、ルーカスとしてのあんたを慕ってくれているだろう?」


ルーカス「…そうだねえ。ソラ君たちにバレていてもルーカス=マーティンは慕われている。ぼくはルーカスだ。ジルがソラ君たちを証拠隠滅と傷つけたときがぼくのお終いかもね、今は絶対にないけど…今は」


遠くをぼんやり見つめている。


レウカド「…その時はその時じゃないか、そうなったらあんたはなにかできるのか?」


ルーカス「…止める。なにがなんでも止める。ぼくがストップできない時は彼をどうしてでも止める。人格交代して、こっそり消えるさ。ぼくにできることはそれしかない。」


強い決意の目だ。


ルーカス「まあ…今、彼はぼくを困らせたくないらしいよ。姿の映る鏡にそう話している」


煙草の煙を吐く


レウカド「そうか、ならいいんだが。まあこの問題に関しては、俺にすることはないしな」


ルーカス「ああ。そうだね。ぼくは今は大丈夫、今は。二重人格をずっと隠すのもきっと限界がある…それでも行くのさ。…人格統合はジルが拒否している。お前が居なくなっちまったら、ってさ。どういう意味かは貴方の想像に任せよう」


少し深呼吸をする。


レウカド「…あまり俺は考えたくないな…」


レウカドの頭はこんがらがりそうだ。


ルーカス「考えなくていい…ぼくも混乱しているから…まさかあんなことを言われるなんて…」


ルーカスの頭が一足先にこんがらる。


ルーカス「うん…とりあえずは…ぼくという人格と話せて、ドクターレウカドは…大丈夫かい…?今まで話していたルーカスは副人格ということに」


レウカド「俺や妹に迷惑かけてくれなければいい、ジルだろうがルーカスだろうが。しかしどっちかが俺らに危害を加えるとするならば話は別だがな」


ルーカス「大丈夫。危害は絶対に加えない。ジルも約束をしてくれた…危害を加えないと。もし危害を加えたら速やかにぼくがジルということを世界中に明かしてくれ。…ありがとう」


真剣になりつつもほっとしている


レウカド「ああ、是非そうさせてもらう」


ルーカス「…そうしてくれ。ぼくからの頼みだ。ぼくはそろそろ戻らなければいけない。今日はありがとう。料金はいくらだい?」


レウカド「料金はいつもの額でいい」


ルーカス「ああ、分かった。」


財布から金を取り出し渡す。


ルーカス「では、これにて。またね、ドクターレウカド」


ルーカスはそう言って部屋を出た。


ルーカス「ジル…きみが何かしたら止めるからね」


ぽそりと呟いた。