PFCS SS劇場!

パラレルファクター カルティベイトサーバーのSSをまとめるブログです。主にツイッターでのやり取りを纏めます!

エルドスト稲作体験

レイリ「稲作の聖地…」

 

レイリはどこから聞いたのか、エルドストの畑まで訪れた。

キョロキョロとしている。

 

カマル「お?姉ちゃん見ない顔だな。どっからきたんだ?」

 

キョロキョロしているレイリに、カマルが話しかけた。

 

レイリ「ベリエラ。ギリギリ女じゃない。」

 

凄いやる気のない顔をしているが、今はやる気に満ちている。一応。

 

レイリ「稲作を学びに来た」

 

カマル「女じゃなかったのか…すまん。俺の名前はカマルっていうんだ。稲作ならこっちでやってるから付いてきなよ。俺も丁度行く所だったし」

 

カマルは台車の様なものを引いており、その上には稲の苗らしき物が乗せられている。

 

レイリ「行く。」

 

台車にのっている苗を見つめる。

 

レイリ「レイリ。羊の牧場やってる。」

 

レイリ「もうすぐ女になる。筈。」

 

小声で呟いた。

 

カマル「そんなに苗が気になるのか?頼んだら田植えとかやらせてもらえるかもしれないけどどうする?」

 

レイリのつぶやきは聞こえなかった様だ。

 

レイリ「やる。」

 

手をわきわきしている。首につけていた麦わら帽子を被った。

 

カマル「やる気満々だなぁ」

 

カマルはケラケラと笑うと歩き始めた。どうやら田んぼに向かうらしい。

 

レイリ「牧場。パワーアップさせる。」

 

手袋をはめて後をついていく。

しばらく歩くと、水の貼られた水田が見えてきた。

 

カマル「この田んぼやってるおっさんに話してくるからちょっと待っててくれ」

 

そういうとカマルは台車を置き、靴を脱ぎ捨てると田んぼの中に入って行く。

 

レイリ「は、はだし…。」

 

レイリは自分の長靴を見て暫し考えた。

 

レイリ「本場は、はだし…。」

 

必死に覚悟を決めている。

 

カマル「オッケーだってさ!!」

 

カマルが戻ってきた。

 

カマル「あ、裸足が嫌なら別に長靴でもいいけど長靴は泥に足取られて動きにくいぜ?」

 

レイリ「ありがと。」

 

レイリはクッと気合いを入れた。

 

レイリ「本場でいく!」

 

カマルの真似をして長靴を脱ぎ捨てた。

 

カマル「泥は冷たくて気持ちいいぞ!あ、なんか一部だけ熱いところに足突っ込んだらそれカエルの卵な」

 

余計な豆知識を教えるカマル。

 

レイリ「おぉ…」

 

早速蛙の卵を踏み当てたレイリ。

 

レイリ「きもい…。」

 

割りと耐性がある。

 

カマル「おーい、きたぞー!」

 

そんなことをしている間にぞろぞろと大勢の人が集まってきた。

 

レイリ「大規模…」

 

沢山の人だかりと大きな田んぼに圧倒されている。

ワクワクしているようだ。

 

カマル「レイリは俺の隣な!!」

 

人々が一列に並び始める。

 

カマル「糸が印になってるんだ。縦のまっすぐ張られた糸と、人が両端を持って移動する横の糸がまじわった所に苗を数株一緒に植えるんだ」

 

レイリ「効率的…」

 

苗を持つ。周りを少し見た後、持ち場の土をよく見る。

 

カマル「苗が無くなったらあっちにいるおばさんに手を振れば投げてくれるからな」

 

そういうとカマルも自分の苗を持って準備し始めた。

 

レイリ「…むっ」

 

レイリは周りの人の見よう見まねで苗を土にぶっ刺してみた。

 

カマル「そうそうそんな感じ!苗はここを持ってこのくらいまで突っ込むといいんだぜ」

 

カマルは自分の苗を植えながら教える

 

レイリ「なるほど…」

 

さっささっさと挿していく。時おりおばちゃんから苗を投げてもらって、コツを掴みはじめてどんどん進んでいった。

しばらく黙々と作業を続け、一つの田んぼを植え終わった

 

カマル「ふー!つかれたー!!これ結構腰にくるんだよな」

 

レイリ「…勉強になった。」

 

労働の汗が太陽に反射して、キラキラと光る。

疲労感と充実感たっぷりの顔をしたまま立っているレイリ

 

カマル「楽しかったなら良かったよ」

 

カマルはニコニコしている

 

レイリ「お礼」

 

一体どこから出したのかわからないがチーズ詰め合わせセットを持たせる(10kg)

 

レイリ「牧場。いつか体験しに来て。」

 

カマル「うわっ、重たい」

 

突然渡されたチーズの重さにちょっとよろつくカマル

 

カマル「牧場ってどこにあるんだ?」

 

レイリ「ベリエラ。港から看板。」

 

チーズの山の上にヨーグルトをのせる(2kg)

 

レイリ「羊、飛んでるかも」

 

ベリエラの羊はなぜか空を飛び雲を食べる。昼から放牧される。

 

カマル「ヴっ!!重っ!!!」

 

更によろけるカマル。

 

カマル「ってなんで羊が飛ぶんだ???」

 

なんとか持ち直したようだ。

 

レイリ「わからない。でも、ミルクは美味しい」

 

胸をはって答える。

 

レイリ「待ってる」

 

カマル「そっかー。機会があったら行くぜ!空飛ぶ羊も見て見たいしな!!」

 

カマルの顔はチーズとヨーグルトで隠れて見えない。

 

レイリはおばあちゃん達からもらった取れ立ての野菜をがっしり抱えて歩き出した。

 

レイリ「また来る…!」

 

カマルに元気よく別れを告げた。