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PFCS SS劇場!

パラレルファクター カルティベイトサーバーのSSをまとめるブログです。主にツイッターでのやり取りを纏めます!

ソラとエリーゼ

…ソラはドレスタニアに来ていたが、何をすればいいか分からずただ立っていた。

市場に行くなどと選択肢はあるだろうが、ソラにはそれを選ぶ事すらできなかった

輸入品の監査を終えた外交官のエリーゼが通りかかる。

 

エリーゼ「あら、アンティノメルのソラ君ね。お暇しているの?」

 

こんにちは、とロングスカートの端を持ち上げて挨拶する。

 

ソラ「こんにちは」

 

ソラは挨拶を返す。

 

ソラ「確かドレスタニアのエリーゼさんでしたか、今は休暇中です」

 

ソラもお辞儀をして返す。

 

エリーゼ「お隣よろしいかしら?」

 

スッと座る。ほんわかバラの香り。

 

エリーゼ「ドレスタニアはどう?アンティノメルと比べて、少し寒いかしらね」

 

風を受けて髪を揺らす

 

ソラ「ええ。良い匂いがしますね」

 

エリーゼが座ったのを確認すると己も座る。

 

ソラ「少しだけアンティノメルに比べると空気が冷えているように思えます」

 

機械的に返す。風でソラの髪もなびく。

 

エリーゼ「この国はね、昔は戦争で国もバラバラで、私の故郷もこことは別の国だったのよ。」

 

清々しい顔で話す。

 

エリーゼ「戦後、負けた国や故郷の失った生き残りがいっぱいいて、活気なんてまるで無かった。感情を失ってしまった子も沢山いたのよ。」

 

ソラ「感情を失った、俺と同じ」

 

ソラはふと言う。

 

ソラ「戦争。生き残り達が国を作って行ったんですかその過去があり今のドレスタニアがある」

 

エリーゼ「えぇ。けれど、自然に良くなっていったわけではないわ」

 

目をつむって、風を受ける。

 

エリーゼ「たった一人の青年が、笑顔を絶やさず建て直しを始めた。誰にも協力を求めず、たった一人でね。ふふ、今思い返しても、彼は変人だったわ」

 

ソラ「その青年はとても素晴らしい人ですね、たった一人で復興をしたとは。笑顔を絶やさずに。」

 

風を身体で受けながら話しかける。

 

ソラ「ドレスタニアも色々とあるんですね、俺はあまりここの歴史を知らなくて」

 

感情なく話してるがしっかりエリーゼの言っていることを理解している。

 

エリーゼ「そう。一人の笑顔が皆を変えて、みんなの笑顔が国を作ったの。君を変えるのも、きっと誰かの笑顔。その時が来るまで、今はゆっくりと楽しみなさい。」

 

微笑んで頭を軽くなでる。

 

ソラ「俺を変えるのは笑顔…笑顔は沢山貰っていますが…変え方が分からない…俺はどう変わればいい?恋人に…上司に…沢山笑顔をもらったのに…」

 

ソラは感情を表しながら話しかける。

 

 


エリーゼ「答えは風が教えてくれる…。」

 

青空を見上げる。

 

エリーゼ「私の故郷のことわざ。人は、知らないことばかりよ。なんで空は青いのか…とかね。そのまま、身を任せてごらんなさい。きっと、答えは見つかるわ」

 

ソラ「身をまかせる…ええ」

 

ソラが答える。

 

ソラ 「皆が笑っているうちに俺は教わるんでしょう。身を任せたままの方がいいですね…過去の事にとらわれずに、俺は感情を…」

 

エリーゼ「そう。風に身を任せていたら、このようにお腹も減ります♪」

 

スッと立ち上がる。

 

エリーゼ「さ、ご飯食べに行きましょう。今日は月に一度、変人の国王がランチパーティーをする日なの。貴方の国の料理もあるわよ」

 

手を差しのべる。

 

 

ソラ「ええ、お腹がすきましたね。俺の国の料理もあるのですか?」

 

手を掴み立つ。

 

エリーゼ「とても大人の味がする、苦い炒め物…元国王のお気に入りだから、バイキングにあるわ。チュリグからもお野菜がいろいろ来ているわよ。ハサマ様が気をきかせてくださるの。」

 

ソラ「ああ、あれですか。ガーナチャンプルーという料理です。ガーナ王は気に入ってくれましたか。チュリグの野菜は種類が豊富でとても美味しいですよね。…お腹が空いてきましたね」

 

エリーゼ「我が国のデザートも楽しんでね。ふふ。さ、行きましょう!」

 

手を優しく引くと、テーブルと料理が立ち並ぶ賑やかなドレスタニアの国立公園へと連れていった。

ショコラやガーナ、メリッサなど、様々な人たちと楽しい食事の時間を過ごした…。