PFCS SS劇場!

パラレルファクター カルティベイトサーバーのSSをまとめるブログです。主にツイッターでのやり取りを纏めます!

【ifSS】ルーカスの老後

※鬱展開につき閲覧注意

 

 

…ヒーロー団体代表がソラにうつり数年、ルーカスは人知れず姿を消していた。…ルーカスは一人、寿命が来るまで自らラビリンスに軟禁されていた。ルーカスは「なにかがこわれていた」。
そこへハサマ王がいつものようにやってきた。


ルーカス「…だれ、だっけ?きみは」


ルーカスはたどたどしく話しかける。どこかが壊れてしまったルーカスは記憶する壊れていた。


ハサマ「ハサマだよ、また忘れちゃったかー。」


まあいいかとニコニコと笑っている


ルーカス「ハサマ…ハサマ、よろしく…ぼくはルーカス…以前あったこと、あったっけ?」


ハサマ「会ったねー。忘れちゃってるからあまり意味ないけど」


今度からは名前も言わないようにしようかなと一人言を呟いている
そんな会話をしているとうさぽん達が集まってきた


ルーカス「あ、うさぽん…。ぼくね、うさぽんが好きなんだ。ハサマも、好きかい?…ぼくは自分の名前と…うさぽんが好き、以外、忘れてしまったよ…」


何度も自害を図った副作用でどんどん自身を忘れていくルーカス。うさぽんを撫でながらシワの入った顔で話しかける。


ハサマ「好きだよ」


と笑顔で言ってうさぽんを撫でている。


ルーカス「…うさぽん、可愛いよね。…ぼく…何でこの島にずっと居るんだろう…忘れた… 薬も飲んでるよ…痛いのを、治してくれる」


実際には精神安定剤である。正体を隠され飲まされている。


ハサマ「あまり考えなくていいと思うよ。どうせすぐ忘れちゃうし。」


ルーカス「わすれる?ぼくは、たくさんわすれてきたよ。いっぱいね。たいせつな部下もいた気がするんだ。でもぼくは、すべて忘れた。…ぼくはどこの国から来た?ぼくはどこの国で何をしていた?…わすれたよ。ぼくの名前ぐらいしか、残ってない。ぼくの苗字はね、マーティンっていうんだ、ハサマ」


ハサマ「マーティンは初耳だねー」


と冗談交じりに言っている


ルーカス「そう?ぼく…まえの国では、マーティン、まで言ってなかったのかい?ぼくのたいせつな名前なんだ……それいがい、わすれた」


ルーカスは少し諦めの笑顔を浮かべた。


ハサマ「忘れた時点でろくなものではないから別にいいんじゃないの?」


ルーカス「わすれて、よかったものなのかな?ぼく、わからない…でも、くるしいこと、いっぱいされたよ。口に、なにか入れられたり…からだじゅうが痛いのにバカですかって言われたり…ベッドの上によくいた…」


胃洗浄と飛び降りの事を言っている。
ハサマは何も言わず頭を撫でている


ルーカス「あたま…。へへ…ありがとう…」


若干の精神退行も起こっているのか、その歳に似合わない笑を浮かべている。


ルーカス「そうだ。あたま、ぼく、良く撫でられてた。赤い服を着たおとこのひとと、青い髪の毛のおとこのひとが、ぼくを撫でていた。…なんでだろう?ぼくはその人たち、知らないのに」


ハサマ「なんでだろーねー?」


ルーカス「…ぼく…どうして…あたまをなでられたんだろう…ハサマ…きみは、ぼくのこと知ってるかい?…ぼくのこと、前から知ってるみたいだし…」


無言で笑みを浮かべている


ルーカス「…知ってるの?知らないの?…ぼく…怖いや…ぼくのことがわからない。…えがおが、すてきだね。ぼくも、わらおうかな」


ルーカスは笑みを浮かべた。安らかな笑みだ
ハサマはルーカスの頬をむにむにしている


ルーカス「…むにむに。」


ルーカスは無邪気に笑った。この歳なので頬の筋肉も落ちてむにむにできる。


ルーカス「ぼくのほっぺた、きもちいいかい?」


ハサマ「きもちいよー」


ルーカス「じゃあ、ぼくのほっぺたずっとさわっていいよ?」


ルーカスはぼんやりとした目でハサマに言う。


ルーカス「ぜんぶわすれるし、きみのこともたぶん忘れるけど、ぼくのほっぺが、むにむになのは忘れなさそうだね」


数分程むにむにした後
ルーカスが小人に思えるほどに規格外の大きさのうさぽんが来た


ルーカス「…あ、うさぽん…!大きいよ、ハサマ!ぼく、ああいううさぽんすきだなぁ。ふかふかしてそう…さわろうよ!」


無邪気にルーカスは話しかける。規格外のうさぽんに乗ろうと一生懸命のルーカスは子供のようだ
ハサマは竜巻でうさぽんの真上に飛ばしルーカスは無事に乗ることが出来た


ルーカス「…高いや!すごい…たかい…」


ルーカスは震えた声で言った。


ルーカス「ごめん、ソラくん…シュンくん…ぼくは…こんな高さから飛び降りたんだね…」


一部の記憶を一時的に取り戻してしまった。罪悪感がルーカスを襲う
ハサマ王は観測者(不可視状態)を召喚した


ルーカス「…ソラくん…ソラくん、ぼくは…ああ…こんな高さから…ぼくはどうにかしていた」


不可視の観測者には当然気づかない。ただとにかく罪悪感がルーカスを襲う。


ルーカス「ハサマ…ぼくは…ごめん、いまふかふかしてる余裕はない」

 

 

観測者はルーカスの取り戻した記憶を消すと、時間をルーカスがうさぽんの上に着地するところへ戻した

 

 

ルーカス「…たかい、ね。ハサマ。」


ルーカスは消えた記憶に違和感を感じない。


ルーカス「ふかふかしてるね…ベッドみたい!跳ねてみたいけど、うさぽんがかわいそう…」


本当に、子供のようだ。
うさぽんは楽しそうにゆらゆらしている


ルーカス「揺れるよ!ハサマ、無事?」


ゆらゆらするうさぽんにバランスをとってルーカスはハサマに話しかける。無邪気にうさぽんの身体を捕まえている。。
無事だよとハサマ王はうさぽんの下で答えた


ルーカス「あれ、いつのまに下に?ま、いいや!ぼくは楽しいから、いいんだ。つらいこと、ぜんぶ忘れて、ここに居たいね!ぼく、寿命とかそんなの考えないでここに居たいね。」


ハサマ「幸せそうでよかったよ。」


微笑みながらそんなことを言った


ルーカス「うん、ぼくはしあわせだ」


ルーカスは笑顔で答えた。きっと、ルーカスはずっと記憶を取り戻さずこのままなのだろう。


ニコニコと微笑んでいたがそろそろ帰るねと竜巻で帰って行った


ルーカス「いってらっしゃい。」


ルーカスは笑顔で答えた。


ルーカス「…さて、さっきのひとは、だれだっけ?」


すぐに消える記憶。それでルーカスは幸せなのだ。

 

 


「いやー幸せそうでよかったよかった」
「最初の頃は錯乱してていろいろと大変だったけど」
「記憶とか消したり連絡断ったら結構良くなったしね!」
「そろそろ寿命来るだろうけどその時は小さな墓でも建てるかな!」


王は、一人言を呟きながら帰っていった。