PFCS SS劇場!

パラレルファクター カルティベイトサーバーのSSをまとめるブログです。主にツイッターでのやり取りを纏めます!

レイリと羊の夢

ベリエラ、レイリ牧場にて。

 

レイリは超しんどそうな顔で生クリームを泡立てていた。

 

ジーク「ん、どうしたんだい超しんどそうな目をして。」ジークはレイリの近くを通り、そう言った。

 


レイリ「誰」

 


ジーク「あ、俺っちは夢研究科のジークムントっす!アスラーンと精霊のメター!一応そろそろホワイトデーとか色々あるしそれに関係する夢を見てないかはるばる来たんっす」

 

目隠れの女性は陽気に答える。

 

レイリ「羊の夢だけ」

 

しゃかしゃかを止めずに答える。

 

ジーク「羊っすかー。羊多いっすもんねここー。寝る前に見たものは出やすいっすよー。シャカシャカ疲れませんか、手伝いますか〜?」

 

レイリ「いい」

 

しゃかしゃかしゃかしゃか

 

レイリ「ミルクのんでく…?」

 

しゃかしゃかしゃかしゃかしゃかしゃか

 

ジーク「あ、ミルク飲むっす〜!寝る前のホットミルクはよく寝れるって聞きますし〜」

 

シャカシャカ音を聞きながら答える。

 

レイリ「今朝とった」

 

しゃかしゃかしながら、触覚で置いてあるバスケットを引き上げる。濃厚なミルクが三本入っている。

 

ジーク「あ、触覚便利っすね。飲むっす〜」

 

ジークは呑気にミルクを飲み始める。

 

ジーク「後味がだんだん濃厚になって美味しいっすね〜!採れたてはいいっすなぁ。」

 

レイリ「できた…」

 

死にそうな顔。ホイップクリームが綺麗に角をたてた

 

ジーク「死にそうっすよー…ホイップクリームやっと出来たっすねー…。」

 

ジークはホイップクリームを眺めている。

 

ジーク「なに作るんっすかー?食べ物が夢に与えるものも興味あるっすー」

 

バスケットの中からパンを取り出す。

 

レイリ「つけて食べる」

 

半分ちぎって渡す。

 

ジーク「お、ありがとーっす!つけて食うんっすね!」

 

パンを受け取る。

 

レイリ「甘い」

 

バスケットからクッキーも取り出す

 

ジーク「お、甘いんっすか!?どれどれ!?パン?生クリーム?クッキーありがてぇっすよー!バスケット、いろいろあるっすなー。」

 

そよそよと風が吹く牧場でぼーっとホイップを消費する二人。

 

ジーク「はー、草原の空気がうめー!ホイップクリームもうめー!最高の夢が見れそうっすねー!」

 

レイリ「羊の夢が一番」

 

口笛を吹くと、遠くの一頭がやってきた。ナイフのようなものをとりだす

 

ジーク「そうっすなー、羊の夢でモフモフしたいっす〜…って、ナイフ!?何するんっすか?」

 

レイリ「そろそろ時期」

 

慣れた手つきで毛を刈り。大きな篭につめていく

 

ジーク「あ、時期かぁ!もふもふな毛だ〜!是非絨毯にしたいくらいっす〜!てっきり美味しく頂くのかと思ったっすよ」

 

レイリ「羊は高い…」

 

ギュッと詰める

 

レイリ「チーズ、もって帰って」

 

牧場の隅の小屋にダルそうに向かう

 

ジーク「お、ありがとっす!チーズ美味しく頂きますっす〜!羊の毛で立派なもん作ってくださいっす!」

 

チーズの詰め合わせの紙袋を差し出す。

 

レイリ「ついでにこれも」

 

羊毛の低反発枕を差し出す

 

レイリ「羊の夢見れる」

 

ジーク「おっ!枕ぁ〜!グッスリと寝れそうっす、ありがとうっす〜!良い夢見れりゃ幸せっすよ!チーズの詰め合わせ〜♪チーズは夢に影響を及ぼすらしいっす、じっくり食べるっすよ〜」

 

ウキウキと受け取った。

 

レイリ「国どこ」

 

気だるそうな声。割りと機嫌がいい。

 

ジーク「国はアンティノメルっすよー。最先端の研究をしてるんっすー。あ、チーズは代表の手に渡らないようにするっすね、炭になるんで!」

 

レイリ「宣伝して。羊触れる。楽しい牧場」

 


握手する

 

レイリ「レイリ。よろしく」

 

ジーク「おっ、分かったっす!羊が触れる楽しい牧場っすね!レイリさん、よろしくっす、しっかり宣伝するっすよ〜!」

 

メモをする。

 

レイリ「よろしく」

 

手を振る。羊も集まってきて見送った。

レイリはその日、羊達に囲まれながら一人、パンをホイップクリームにつけて食べる夢を見た。

 

ほんの少し、いつもより寂しかった。