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PFCS SS劇場!

パラレルファクター カルティベイトサーバーのSSをまとめるブログです。主にツイッターでのやり取りを纏めます!

レイリ牧場

ベリエラ上空にて空を飛ぶ羊達がもくもくと浮かぶ雲を食べている。
やがて大きな蛾の羽根を頭部にもつサターニアが囲うように飛び回ると、羊達は中央に集まってから群れを作って地上に降りていく。

ハサマ王はいつも通り台風起こしながら上空を散歩していた。

 

蛾のサターニアは台風を見て近づき、ハサマを見つける。

 


レイリ「羊返すまで止まって」

 

随分気だるそうな顔をしていた。

ハサマは言われたとおりに止まった

 

レイリ「すぐ済む」

 

羊達の元へ降りると、羊舎へ先導する。面倒そうに変な枝をパシパシと地面に叩きつけている。やがて全ての羊を舎に返すと、台風の元へ戻る

 

レイリ「あんがと。」

 

ハサマ「どーいたしましてー」

 

レイリ「ここ、良く来んの?」

 

髪の毛をかく。目が(単純に無気力すぎて)死んでる。

 

ハサマ「割とくるよー」

 

レイリ「羊、放牧してる。雲食べてたら、下通って。」

 

一応自分のわがままであることはわかっているのか、だるそうに少し妥協案を考える。

 


レイリ「ミルク、飲んでいいから。」

 

地上の牧場脇の小さな小屋を指差す。

 

レイリ「飲んでく…?」

 

ハサマ「飲むー♪」

 

台風を消して着地する。
二人は小屋に入る。切り株をそのまんま椅子やテーブルにしたものがある。

 

レイリ「今朝とれたやつ」

 

綺麗な瓶に入っている、ラベルを貼る前のミルクを二つ出し、ひとつ渡す。自然に冷えている。

 

ハサマ「うまー」

 

レイリ「とれたてはうまい」

 

だるそうに歩くと、拳大のブロックのようなものを持ってくる。

 

レイリ「チーズも持って帰って」

 

紙袋に包む。美味しそうに飲んでいる顔に嬉しくなったらしい。

 

ハサマ「わーいありがとー!」

 

レイリ「国どこ」

 

いつの間にかたくさんの種類のチーズを包んでいる

 

ハサマ「チュリグだよー」

 

レイリ「遠いね。」

 

もはやお歳暮のハムのセットみたいになっている。

 

レイリ「ここ、宣伝して。変わった羊触れる。楽しい。はず。」

 

ハサマ「分かったー宣伝しとくね!」

 

お返しに真っ赤にしなびたニンジンのような形の植物を渡す

 

レイリ「なにこれ」

 

不思議そうに見る

 

ハサマ「なんかとにかく辛い奴。薬味になったり傷薬にもなるよ。痛いけど。」

 

レイリ「グラタンとか…合うかな…辛いの好き」

 

臭いを嗅いで少しむせる

 

レイリ「あんがと」

 

ハサマ「どういたしましてー」

 

レイリ「レイリ。」

 

手を差し出す

 

レイリ「名前は」

 


抑揚がないが疑問系らしい。

 

ハサマ「ハサマだよー。」

 

握手かなと思いながらこちらも手を差し出す。

握手する。レイリはずっしりチーズだらけの紙袋をハサマに持たせる。

紙袋を持つとハサマは手を振って帰って行った

 

その後、レイリはもらった激辛ニンジンを薄く切り、チーズを敷いてグラタンを作ってみた。

 

レイリ「うま…」

 

滅多に人が来ないレイリ牧場のランチメニューに加えようかと考えたが、あまりにも辛い。

レイリは少し悩んだあと、このニンジンの辛さをかなり緩和する飲むヨーグルトを開発した。

 

ドレスタニアに冷凍激辛グラタンとヨーグルトを出荷するとたちまち流行。

中でも最も気に入って食べていた人にちなんで、ニンジンに新たに名前がつけられた。

 


《ガーナニンジン》