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PFCS SS劇場!

パラレルファクター カルティベイトサーバーのSSをまとめるブログです。主にツイッターでのやり取りを纏めます!

サクラとハサマ

…ヒーローになってから数ヶ月がたったヒーロー、サクラ…本名、茨桜(いばら オウ)。今日はヒーローとしてではなく休暇でチュリグに居た。ハサマ王の様子見もあるが。
サクラはある程度ハサマ王が危険視されているので監視役をすることにした。そのため、今は王宮に居るのである。


サクラ「ハサマ王さーん、サクラです、いませんかー?」


扉にノックをする。


ハサマ「いるよ!」


なお王宮は王以外は誰もいない


サクラ「良かったー。今日暫くあなたのお世話をします、わたくしサクラです。サクラちゃんとか、サクラさんとか、呼んでください」


びっくりする程の低い声で語りかける。
ハサマは突然の申し出にちょっと困惑している


サクラ「あ、あの…お世話といっても遊ぶ、とか、紅茶をいれる、とかです。一日、王が危険だから見張ってろー、など…」


サクラのおどおどとした態度は、しっかりした身体、ガッツリとした顔には似合わない。まるで男のよう


ハサマ「危険なのは心当たりが特にないけどいいよー」


サクラ「ありがとうございます!わたくしは人と話すの、ちょっと苦手なので、緊張しました…!」


やはりその身体にこの態度は似合わない。無理に女声を作ろうとして違和感のある声になっている。ハサマは緊張してるのを微笑ましく見ている


サクラ「あ、その、わたくし…!王を目の前にして緊張で動けない…!…やっぱり、わたくしが女言葉を使うの、へん、ですか…?」


低い声に戻る。


ハサマ「変じゃないよー」


声は真後ろから聞こえてくる。


サクラ 「ひっ!?う、後ろから声が!?びっくりしたぁ…。
あの、わたくし、男です。…いちおうその性で生きています」


後ろを振り向く。
相変わらず微笑ましく見ているハサマ王がいる。


サクラ 「そのっ…ハサマ王には性別は関係ないと思いますがこの話でごめんなさい…!わたくし…わたくし、その。お化粧もして…時々ドレスとか着て…髪留めも可愛いものを買って… …わたくしって、どっちだろう…。」


ハサマ「どっちでもあるんじゃない?」


サクラ 「…わたくし…どっちかなぁ…。なるべく…ヒーロー団体では男として振舞ってるけど…心が女の子、なんだよね。アリスちゃんにはよく励まされて貰ってる」


やはり声は低い。ギクシャクとした作り笑顔で話しかける
ハサマは玉座に移動した
その一瞬でサクラはハサマ王の膝の上に座らされた。


サクラ 「…ありがとう。膝の上かぁ、安心するね。…重くない?わたくし、身体は男だから…」


ハサマ「全然いけるー」


なでなで


サクラ「…ふふ、ありがとう。撫でられると安心するね。わたくしが性別がどっちでも、気持ち悪がらないの?…心がしっかりと違う性別なのはいいけど…この国では、心が違うって言うのは珍しいみたい。」


ハサマ「それ言われてもハサマ無性だし」


サクラ「そっか、ハサマ王は無性だもんね。じゃ、中立立場としてお悩み聞いてくれるかな。アリスちゃん、いるでしょ。精霊の子。あの子がわたくしを構ってくれるけと、その度にわたくしは彼女に惚れそうになる。…女の子として。身体は男だからと考えてるけどね」


ハサマ「体は男だから表面上はいけるんじゃない?」


サクラ「そっか。表面上はアリスちゃんのパパやお兄ちゃんみたいなものだよね。アリスちゃんは女の子同士の恋とかよく分かってないけど…わたくしが男として接すれば変な目では見られないかなぁ。ああ、オスカーちゃんが羨ましいよ」


ハサマ「変な目では見られないと思うよ。」


なでなで


サクラ「ありがとう…。わたくし、ずっと悩んでた…心が同性愛だとしても身体は男女だから変な目では、見られないかな。」


撫でられて少し泣いている。


サクラ「見た目なら男友達として見られるよね。中身は…あれだけどね。」


ハサマ「時々女として買い物に付き合えばいいんじゃないの?」


サクラ「そっか!時々女の子として買い物に付き合うんだね。女の子目線で色々と見れるもんね。いちおうわたくしは、女の子ヒーローズっていう非公式団体に入れてもらってるんだ。有難いよ普段はお兄さんとして振舞ってるけどね」


ニコリと微笑む。
ハサマは摩擦で熱が発生するほどには高速で撫でている


サクラ 「ちょ…待って、摩擦で暑いよ?髪の毛クシャクシャになっちゃう。でも、ありがとう!」


最初の頃の弱々しさは何処かへと消えた。しっかりと自身を持っている


ハサマ「自信持ってるねーよかったねー」


膝から下ろす


サクラ 「あっ…自信?わたくしが?おどおどしてて、男らしくないって言われたわたくしが?」


サクラは少しキョトンとする。膝から下ろされるもののしっかりと立つ


ハサマ「おどおどしててもいいと思うよ?」


サクラ 「そっか、それもわたくしだもんね。ありがとう。わたくしはアリスのお兄ちゃんでお姉ちゃんとして精一杯頑張るよ。」


ハサマ「そのうち恋人になれるといいね」


サクラ 「恋人…うん!アリスちゃんが同性愛を理解できる歳になったら、きっとね。」

 

 

その後一日世話されるハサマ

 

 

サクラ「…楽しかった!わたくし、いろいろ話せてよかった」


声こそ低いがその笑みは明るかった。
ハサマはサクラを笑顔で送った後、普通に寝た