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PFCS SS劇場!

パラレルファクター カルティベイトサーバーのSSをまとめるブログです。主にツイッターでのやり取りを纏めます!

ダンテとショコラ

ショコラ「少し遅れちゃいました!待ち合わせ場所はここですね!」


実に待ち合わせ時間から36時間後の到着である


ダンテ 「気にしてないわよ?」


ダンテは凄くイライラしながら、威圧感たっぷりに空中から登場した。『透明になる干渉』だけはダンテ自身に干渉するため使えたようだが、ここはドレスタニア。国ごとの干渉も途切れている。


ショコラ「すいません、ようこそドレスタニアへ!よければ我が国を案内しますよ!」


両手を広げてニコニコしてる


ダンテ 「いやいやいや、アタシそういう用事で来たんじゃないのよっ?ちょっと『アンティノメルのヴィラン』としてアンタを攻撃しに来たの。そうすればアタシの力を見てひれ伏せられるじゃないの?」


そう言うと、ダンテは口から炎を吐き出した。威嚇している


ショコラは炎を避けずにさらに近寄った


ショコラ「交易ですか!国との繋がりは良いことですね!そうそう、アンティノメルへ我が国のチーズなどを輸出する機会を待っていたんですよ~!船はどちらですか?」


ダンテ 「…マジ?」


ダンテはショコラの明るさにビックリした。自分はコイツをボコボコにしに来たのだ。なのに何故こいつは笑顔で笑っているんだ。これはチャンスだ。ダンテはショコラに従うことにした。


ダンテ「お船はあっちよ?」


港の方向を示し、後ろを向いたショコラを切り裂こうとする


ショコラ「あれれ?見えませんね」(ズバ!)


ショコラの背中に大きな切り傷ができるが、血は流れずダンテにも染みはない。代わりに、ダンテの爪に霜がついている。


ショコラ「もしかして遅れたから出発してしまったのでしょうか…」


あたふたするショコラ


ダンテ「………ハァ!?」


ダンテはショコラの反応を見てとてつもなく驚いている。


ダンテ「ま、間違えたわ。あっちよ」


ダンテは驚いて正しい方向を伝えた。…爪に霜がついている。


ショコラ「大きな船ですね!コンテナにつまれてるものはなんでしょうか、チェックをいれないと!さ、行きましょう」


ダンテに笑顔で振り向く


ダンテ 「コ…コンテナにはね、アンティノメルからの輸出品がつまれてるわよ。トウフとかガーナ瓜とかね。トウフの原料のマメってやつもつまれてる」


ダンテはもう色々と諦めてショコラに合わせる事にした。色々と諦めている。戦いを選ぶ人を間違えたようだ。


ショコラ「これは嬉しいです!ガーナ瓜は僕もこの前食べたのです!ガーナ元国王のお気に入りなのですよ」


ニコニコしながら外交官に伝書鳩で連絡をいれる。


ショコラ「良ければ喫茶店で今後の国同士の話をしませんか?」


ダンテ 「…喫茶店ねぇ。分かったわ。でもアンタとアタシじゃ立場が大違い。目指す方向性も違うわ。それでいいなら」


霜のついた爪を見つめながらそう言った。素直に喫茶店に行くつもりだ


ショコラ「でも、こうしてここに二人でいるではありませんか。見ている景色は同じです!」


小さな喫茶店に入ると、ショコラを見て慌て出す店員(今現在、行方不明二日目)
ショコラは、冷たいアイスココアを頼んだ。


ダンテ 「…そうね。」


ダンテも喫茶店に入る。慌てている店員を面白く観測している。…ダンテもアイスココアを頼んだ。飲むと孤独が少しだけ『癒される』からだ


ショコラ「…悩みなんてないように見えるでしょう?」


ココアを一口飲むと、ショコラはたった一言だけ寂しそうに言葉を洩らした。


ショコラ「ドレスタニアは良い国なんです。良い国に、良い人たちがいます。そして、良い人たちが来てくれます!」


すぐにまた笑顔に変わった。


ダンテ 「…どうしたの?」


ダンテは少しショコラを『気遣った』。


ダンテ「そうね。ドレスタニアはいい国よ。かなり過ごしやすいし、いい国よ…」


ダンテはココアを飲み、落ち着いたのか少しだけ寂しげに言った。


ダンテ「裏側なんて見なきゃ良かった」


その声はショコラには聞こえない。


ショコラ「はだかの王様…。でも、国は明るい。人は明るい。それが国王として、僕が守れる唯一の宝物なんです。武器なんて、いらないんですよ、私たちは」


窓の外をニコニコして見つめる。


ショコラ「迎えが来ちゃいました。今日はこれで失礼しますね。いつでも遊びに来てください」


ダンテ 「……。貴方も悩みがあるのね。迎え?それただの迷子の捜索…ま、いいわ。…また来る」


ダンテは最後に本来のタメ口でショコラに呟いた。ダンテはタメ口になった事に気づいていない


ショコラ「悩みのない人なんて、いませんよ。でも気にしません。それでも笑うことはできるのですから。今は、僕がドレスタニアです。ドレスタニアは貴方をいつも歓迎します!それでは、さようなら!」


その後、ショコラは顔が腫れるまでエリーゼにビンタされたのだった。