読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

PFCS SS劇場!

パラレルファクター カルティベイトサーバーのSSをまとめるブログです。主にツイッターでのやり取りを纏めます!

ナツメからのプレゼント

エリーゼ「今日は潮風が穏やかですね。のびのびすごせる気がします」


交易の監査が終わったエリーゼは船着き場を散歩していた。気づけば、後ろから視線を感じる。


エリーゼ「あら?この柔らかくて可愛らしい視線はもしかして」


頬に手を当てて振り向く。エリーゼは自然で育ったため気配がある程度読み取れる。
そこには、ちょっとビクッてなってる赤面したナツメがいた。


エリーゼ「ナツメさん!来てくださったのですね!ようこそドレスタニアへ!」


スカートの端を持ってお辞儀する。流れるような挨拶のあと、ニコッと微笑んだ


ナツメ「えっと、お邪魔します。」


どう見ても緊張で慌てている。


「慣れない土地ですものね、でも、良いところなのよ」


優しく手を差しのべる。

 
エリーゼ「お一人ですか?」


ナツメ「一人、です。」


手を取る


エリーゼ「あら!ネックレス、つけてくれてるのですね!嬉しい!」


とても無邪気に、嬉しそうに跳ねる。女子のモーションである


エリーゼ「やっぱり、深紅の似あう綺麗な髪ね。もし観光されるのでしたら、私に案内させてもらえませんか?」


ナツメ「あ、えっとお願いします」


エリーゼ「光栄です、ナツメ様♪」


胸に手を当ててドレスタニア流のおじぎする。顔はとても嬉しそうだ。


エリーゼ「何か、行きたいところなどあるかしら?」


ナツメ「服屋さんでお願いします」


エリーゼ「かしこまりました!実は貴女にぴったりのお店があるのです!」


丁寧にエスコートしながらお店についた。ドレスから伝統衣装まで、とてもエレガントに並んだお店である。ちなみに値札はない。二人が入ると、客の貴族たちは二人の美しさに口を開いたまま棒立ちしている。
ナツメはキョロキョロと忙しなく周りの服を見回している。


エリーゼ「綺麗でしょう?なんでも手にとって、試着してみていいんですよ」


ナツメに合いそうな、堅すぎないデザインの服も立ち並んでいる。ちょうど、ゴシックデザインの含まれたナツメの服のようなものまで。ナツメは少し考えると、暗めの赤を基調としたゴスロリ服を手に取る。それを試着せずに買った。


おばさんA「(なるほど、白く美しい肌と金色の髪が活かされる、シンプルでレベルの高いセンスですのね…)」


おばさんB「(エレガントですわ…どこの国のお嬢様なのかしら…)」


エリーゼ「お気に召しましたか?」


ニッコリして、気づかないように請求書を王宮に回す。
ナツメは無言で頷きまくっている。


エリーゼ「良かったです!ここのブランドは、私がまだ若かった頃にお世話になっていた所で、とても思い入れがあるのです。大切な人にこそ着てほしいの」


少し物思いに耽った顔をして、すぐに笑顔になる。


エリーゼ「そうだ、お腹空いておりませんか?我が国自慢のスイーツ巡りはいかがでしょうか!」


ナツメ「行く」


ほぼ即答。そして何故か赤面のナツメ。
その後二人は、スイーツ巡り、植物園、工芸品を見たり、休憩に喫茶店に入ったりと、ドレスタニアの名所をいっぱい堪能した。
気づけば夕方の良い時間。


ナツメ「えっと、今日はありがとうございました」


エリーゼに赤紫の小箱を恥ずかしそうに渡す。
何かよければおつきあいじゃなくて結婚嫌えっとえっと、と赤面しながら色々なことを口走っちゃっている。


エリーゼ「はい、なんでしょう…?私に?」

箱を開けると、エリーゼは目を大きく開いて、その贈り物に心を奪われた。非常に綺麗で、しばらく時を忘れたかのように見つめた。

エリーゼ「なんて綺麗…」


加護付きの赤いブレスレット。マーガレットを模した金具が付けられた。光沢の美しいプラチナの素材でできている。


エリーゼ「これを、私に…?……嬉しい」


言葉にできない喜びのままに、ブレスレットを左手首につける


エリーゼ「に、似合いますでしょうか」


赤い顔で、嬉しさのあまり右手で頬を抑えながらナツメにつけたところを見てもらう。ナツメは無言で頷きまくる。高速である。


エリーゼ「なんて言ったらいいか…。こんな素敵なプレゼントを、ありがとうございます…!宝物ににしますね、ナツメさん…!!」


両手をとってお礼を言う。本当に無邪気で、少女のようである。ナツメは嬉しすぎたのか頭上から蒸気が噴き出していた。


ナツメ「どういたしましてエリーゼさん」(片言)

 
エリーゼ「今日は楽しい一日でした。また会える日を楽しみに…今日の事は、私たちだけの秘密です!」


エリーゼは、ナツメが船に乗るところを見守った。
ナツメも、エリーゼが見えなくなるまでずっと手を振っていた。