PFCS SS劇場!

パラレルファクター カルティベイトサーバーのSSをまとめるブログです。主にツイッターでのやり取りを纏めます!

傭兵ウェドとクロマ


パッチングの傭兵、ウェドは一人素振りをしていた。傭兵として当然の訓練である。


ウェド「…そこにだれかいるのか」


ウェドは修行の途中、誰かがいるのに気づいた。


クロマ「どーもー、観光客です。」


クロマ出てくるが複数の気配が


ウェド「観光客、か。珍しいな。この国はまだ発展途上…。…外にも数名観光客が居るようだな」


クロマ「飼ってる子達だけどそれが何か?」


ウェド「飼ってる…?なにをだ」


ウェドは疑問に思っている。気配が有るのに見えない。


クロマ「魔物」


ウェド「魔物…!?おい、オレはなるべく魔物に手を向けたくない。だから魔物は別の場所に避難させておけ。オレは今訓練中だからな」


クロマ「はいよ」


魔物ごとどっか遠くに行こうとする


ウェド「おい、お前ごと離れるんじゃない。オレはただ忠告しただけだ。…名を名乗っていなかったな。オレはウェド=グレン。ウェドでもグレンでも勝手に呼んでくれ」


訓練中だから、と遠くからクロマが言う


ウェド「…ああ、そういうことか。オレの訓練はただの素振りだ 見ていて楽しいか?」


上空から「うん」と聞こえる


ウェド「…楽しいか。そしてお前、なぜ上空に居る?…オレはいつか傭兵から出世して王兵になるんだ。だから素振りをしている」


フッ、と何回か木製の剣で空中を切る。実力は確かだ


クロマ「地上よりは安全だからね」


ウェド「ま、確かに地上よりは安全だな。オレも人間以外に転生したかったぜ。もっとも前世はなんかの…なんとかニンゲンだったようだが」


ウェドは言葉をつまらせた。前世の記憶が一部欠けていた


クロマ「私は人間だけど?君も欠けているようだね」


ウェド 「…ん、人間だったのか。…そうなんだよな。何かが欠けている、思い出せない。奴隷人間とかなら嫌なんだがな」


クロマ「さてはて、何故過去形なのだろうか。私は今も人間だし前世の記憶はないんだけど。改造人間とか?」


ウェド「改造人間?ハハ、オレの前世が改造人間やアルファなわけねーだろ。アルファ…?」


ウェドの前世の世界には、アルファによく似た種族があったはずだ。だが思い出せない。


クロマ「何か思い当たる節でもあるの?」


ウェド「…ダメだ…思い出すと頭が痛い。英語三文字だった気がするんだがな。改造…なんとか、人間の略称だ」


ウェドの前世にはアルファによく似た「改造XX人間」というものが存在していた。どれほど前の話だろうか


クロマ「ふーん。まあ私には分からないから自分で考え続けたら?」


ウェド「…考えようとすると頭がいたいんだ。まあ、いい。オレの前世は改造人間ではなさそうだしな。それよりも、今を生きるのさ 前世はたしかパッチングに幾つか別れた国の王でなんとか人間なことは覚えている」


クロマ「前世を振り払うのもそれはそれでいいんじゃないかな?」


ウェド「今は一般人として転生したから前世を振り払って生きているさ。前世に引っ張られていたら生きていけない。金髪召使のあいつみたいにな」


クロマ「そのあいつというのは誰だか分かる?」


ウェド「ツカイっていう名前だったな。」


クロマ「ありがとね、気をつけておくよ」


ウェド「おう、気をつけな。あいつは過去に引っ張られすぎて輪廻転生を崩そうとしているからな。お前も巻き込まれるかもしれねぇ、もっとも輪廻転生はパッチングだけでしか起きねえけどな」


クロマ「なら早めに去っておくよ。じゃあね。」


巨大な黒竜に乗り去って行った


ウェド「…あれが魔物か。全く見えなかったな。気をつけなよ、嬢ちゃん」


ウェドは去っていく少女に、大声で言った。


クロマ「他の国民にも伝えとくね!!」


ウェド「ああ、よろしく頼む!」


ウェドは去っていく少女を、ただ見つめていた。