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PFCS SS劇場!

パラレルファクター カルティベイトサーバーのSSをまとめるブログです。主にツイッターでのやり取りを纏めます!

ヴォエジルとメイム

ヴォエジル「…ふー。訓練も楽じゃねぇ。」


ヴォエジルはスコーン皇帝の元、城の庭で練習をしていた。剣をもっと上手く扱えないのか、剣で落ちてくる葉っぱを切れないか。そうしているうちに、誰かの気配に気づく。
見ると一人の幼女がこちらを見ていた。どこか不気味である


ヴォエジル「…ガキよ、どうしてこんな場所に入れたんだァ?」(なんでこんな場所に来れたんだ?)


メイム「適当にふらついてたらここに辿り着いた」


警備の類は目撃すら偶然していない。


ヴォエジル「…へぇ。俺はヴォエジルってんだ。変な名前だろ?テメェはなんて名前だ?」


ヴォエジルは奇妙にメイムを思いながら問いかけた。


メイム「メイム」


ヴォエジル「メイム。ここはスコーン皇帝の城だ。それに俺は訓練中だぜ?落ちてくる葉っぱを心を研ぎ澄ませて切る練習だ。危ねぇぞ?」


ヴォエジルは木とメイムを見つめながらそう言った。


無言で木から離れて見ている


ヴォエジル「…っと。まあ離れてくれたのは有難いな。……」


ヴォエジルは息を整え、集中する。


ヴォエジル「はっ!」


…葉っぱは中途半端に切れた。く、まだまだか。と呟いた。


ただ無言で見ている


ヴォエジル「…見られてると緊張すんな…」


ヴォエジルは気が散るので、葉っぱの訓練を一時中止する。


ヴォエジル「なあ。メイム。お前は俺の前世がスコーン皇帝に刃向かった奴だと言ったら信じるか?」


メイム「特に証拠もないから信じる」


ヴォエジル「あんがとよ。俺は前世、なんかほかの奴らと戦争してた記憶があるんだよな。ま、俺は…前世何やったかは記憶に残ってねぇけどな。」


ヴォエジルの欠けた記憶は『悪役としての活動』である。


メイム「ふーん」


ヴォエジル「ふーんじゃねぇだろ。この国は必ず記憶が欠ける。ま、俺の場合は知らない方が幸せな記憶だろうよ。おっと。おやつにレーションがあるぜ。少しまずいが…チョコレートだ」


メイム「うん知ってる」


メイムは事前に用意していたチョコを食べている。


ヴォエジル 「おいっ!事前にチョコ用意すんなよ!俺がせっかくあげようと思ったのによ…。…仕方ねぇな。美味しいチョコレート食うか?」


ヴォエジルは隠し持っていた美味しいほうのチョコレートを用意した。レーションではなく市販品である
…しかしメイムはいつの間にかレーションを食べている。


ヴォエジル 「………。」


ヴォエジルはただ見つめていた。色々と呆れているようにも見える。


ヴォエジル「おめー不思議な少女だな。出身国は?」


メイム「チュリグ」


ヴォエジル「ほう!チュリグからここに来たのか!度胸あんな。パッチングはまだ発展途上国だが、色々とよろしく頼むぜ。しかし俺、最近来たからな。まだ覚えている国はすくねぇ。チュリグやドレスタニア、アンティノメルにライスランドだろ?えっと…。んー。まあ、俺も転生したばかりだしよ、まだまだ覚えてねぇな。」


メイム「これから覚えればいいんじゃないの」


ヴォエジル「そうだな。まだ互いの国の国王もなかなか覚えられてねぇが、今から覚える。俺は今お前、メイムを覚えた。他国の人は歓迎するぜ。」


手を差し出す。握手のポーズだ。メイムは無言で握手し返す


ヴォエジル 「…他国との交流も楽しいもんだな。俺は前世では孤独だったから斬新だ」


ヴォエジルはしっかりと握手したのを確認すると、ゆっくりと離した。メイムは一通り何かを把握したようだ


ヴォエジル「…どうした、メイム?」


ヴォエジルはメイムの顔を見て尋ねた。ヴォエジルは前世でのトゲトゲしさ無くメイムに話しかける


メイム「いつものことだからあまり気にしなくていいと思う」


ヴォエジル「そうなのか。ま、俺は色々とあってよ、今はこの生活でよかったと思うぜ。1人だけ強くても孤独なだけだ。」


ヴォエジルは持っていた剣を起き、木のイスに座り話しかける。


メイム「ふーん」


目に光は灯らないが納得して何かに気づいたようだ


ヴォエジル「…どうした?具合でも悪いか?」


ヴォエジルは何かに気づいたメイムに、気を使った。椅子の座り方がぶっきらぼうだ。


「具合は悪くない」


ヴォエジル「そうか。…よし。訓練でも開始するかな。ウェドのやつもやってる素振り。…メイム。俺からちっと離れな。俺の実力は大きいぞ」


かなり離れた


ヴォエジル「…はぁあっ!!」


ヴォエジルの素振りは風を切り、衝撃波のように強い風圧が放たれた。


ヴォエジル「ふぅ。前世はもっと力があったんだがな。」


この素振りは疲れるらしく、少し額に汗をかいている。葉は綺麗に斬れた


ヴォエジル 「おっ!葉っぱが綺麗に切れた!集中したからな」


ヴォエジルの顔は笑顔でいっぱいだ。普段はクールぶってるが、本当は優しいのが彼である。


メイム「よかったね」と無表情でメイムは褒めた


ヴォエジル「へへ。良かったぜ」


ヴォエジルは笑顔のままだ。


ヴォエジル「っと。すまんな。昼飯を食いに行かなきゃいかねぇ。そうだな。メイム。お前を知り合いって言って城の外まで案内してやろうか?」


メイム「よろしく」


ヴォエジル「おう」


ヴォエジルはメイムを連れて城の出入り口までやって来た。兵士にはこいつは俺の知り合いだ、とごまかした。


ヴォエジル「気をつけて帰れよ、メイム」


ヴォエジルは少しぶっきらぼうにそう言った。


メイム「はいよ、じゃあね」


メイムはチュリグに帰って行った。