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PFCS SS劇場!

パラレルファクター カルティベイトサーバーのSSをまとめるブログです。主にツイッターでのやり取りを纏めます!

メイムとテンクウ。

アンティノメル チュリグ

━━テンクウはうろいていると、何かの気配を感じた。


テンクウ「そこに、誰かいるのかい?」

 

メイム「いるけど」

 

テンクウ 「少女…ですか?この国に少女がひとりは危ないですよ」

 

テンクウは声の方向に体を向かせた。

 

メイム「だいじょぶ」

 

テンクウ「それならいいんですが。私はテンクウ。警察です。弟とは違う任務をする人です。例えばあの妙な噂が立っているギャングを追いかけたりとか…」

 

メイム「ウミウシ?」

 

 テンクウ「そうそう、ウミウシの彼です。あいつ、凄いほど珍妙な噂が立っているんですが、実力は確かなんですよ。何度も私は幻聴に惑わされてあいつを逃がしました。」

 

メイム「ふーん」

 

テンクウ 「…ところで、あなたは何処から来たんですか?私は…そうだなぁ、どこの国でしたっけ。」

 

メイム「チュリグだけど」

 

テンクウ 「おや、チュリグから一人でここに…。…一人ですよね?一人以外気配を感じませんが…」

 

メイム「一人」

 

テンクウ 「…一人で、ですか。…何か余程のことでもあったのですか?それともカワイイ子には旅をさせろ、というものですか?父と母は?」

 

メイム「ただの趣味。親?何それ?」

 

テンクウ 「…孤児ですか…?」

 

メイム「うん」

 

テンクウ 「そうですか、この年齢で捨てられ…もしくは親が死んでしまったのですね。…大変でしょう。孤児に寄付するのがヒーロー団体ですが、あなたの孤児院が分かれば寄付を出来ますよ」

 

メイム「一人で暮らしてるけど」

 

テンクウ 「お強いのですね…。私は一人で暮らせる気がしません。私は20ですが、最初ヒーローになった時は不安でいっぱいでしたよ。」

 

メイム「ふーん」

 

テンクウ 「…なんだか、気まずい空気になりましたね…私は会話が下手なので…。…この暗闇の中私は生きるので…」

 

テンクウ 「…お嬢さん。危ない気配がします。離れてください、ギャングです」

 

テンクウは閉じた目を開ける。その黒目に色はなく、白かった。

 

メイム「離れるって何処に?(やっぱり盲目か)」

 

テンクウ 「…私から10mは離れてください。…ギャングが影に隠れているでしょう、たぶん草むらなどに…」

 

小声でメイムに近づきテンクウは言った。

メイムは言われた通りに従った。

 

テンクウ 「…そこだ!!」

 

テンクウは斜めに向かいナイフを投げた。そのナイフは敵に見事に命中した。


テンクウ「…メイムさん、あいつ、拳銃を持ってましたよ。…音で分かりました。…私は盲目です」

 

メイム「うん、知ってた」

 

テンクウ「…どこで知りましたか?私が盲目だと…」

 

メイム「言動と見た目」

 

テンクウ「…言動ですか?私はそれほど盲目らしい言動はしませんでしたが…。…見た目?ああ、いつも目を閉じていますね、開けているつもりでしたが…」

 

メイム「気配気配言ってたし」

 

テンクウ「…気配、と言っていた時点でばれましたか。なるべく新人のヒーローには盲目がバレないように、注意を配っているのですが…」

 

メイム「うん」

 

テンクウ 「…ふふ。私の盲目がバレたら仕方がありません。お嬢さん。私をエスコートしてください。もうそろそろ本部に戻らないといけないので。今は自由行動です。本部は…」


地図をポケットから取り出す。


テンクウ「この地図に書いていますよ、この場所からは近いですよ」

 

メイム「じゃあ早く行こ」

 

テンクウ 「…おっと…。ありがとうございます。…ふふ。弟のように優しくエスコートしてくれるのですね」

 

メイム「その弟ってのはソラのこと?」

 

テンクウ 「…ええ。ソラです。知り合いですか?ソラは…優しくエスコートしてくれます。周りの人に言っても信じられませんが、彼は本当は優しいですから。凄くゆっくりとエスコートしてくれますよ」

 

メイム「こないだ会っただけ」

 

テンクウ「おや、会ったのですね。ソラが変な事をしませんでしたか?」

 

メイム「観光案内してくれた」

 

テンクウ 「観光案内!ソラがですか?彼は立派になりましたね、前までは言われないと自ら観光案内などはやらなかったのですが」

 

メイム「何か声かけられた」

 

テンクウ 「ソラが進んで声をかける…?最近会ってない間に、何があったのでしょうね。私は彼女が出来たぐらいしか知りませんが…」

 

メイム「彼女?彼氏じゃないの?」

 

テンクウ「…彼氏?そんなはずは無いですよ、男だとしたら声が高すぎますし、オーラは中性的ですよ?…ソラが同性愛者なのは知っていますが… 」

 

メイム「その彼氏には会ったことないけど何かもの凄く惚気てた」

 

テンクウ「物凄く惚れていたのですか!?ソラが!?私どころか、皆に見せない感情なのでは?きっと立派な恋人なのですね!ソラが最近少しずつ声に活性が戻ってきていると思えば…」

 

メイム「(うわー自分の事のように感動してるー)」

 

テンクウ 「ソラが感情を取り戻すほど立派な恋人なのですから、もう1回お会いしてお話しないと…。」

 

メイム「ところで本部着いたけど」

 

テンクウ「おや…?もう着いたのですか…?速いですね、ありがとうございます。また旅行に来たら私を頼ってください」

メイム「分かった、じゃあね」