PFCS SS劇場!

パラレルファクター カルティベイトサーバーのSSをまとめるブログです。主にツイッターでのやり取りを纏めます!

マッハ・ダガー 末路

アンティノメルの召喚士マッハ・ダガーは舐めていた。そいつのことを。
子供のように誰にでも分け隔てなく接する
チュリグの国王として知られるアルビダ
適当に謝れば許してくれるだろう。そう思っていた。
だが現実は甘くない、何処の誰にだって限界はある。個人差こそあるが。
適当に謝れば許してくれる。そう意気込み扉を開くと
そこには想像を容易く超えた光景があった。
身体中から殺気と威圧感を溢れさせた無表情の「国王」
その傍らには金髪の特徴的な人間の女が控えている。
たったの三人しかいないというのにそこは物々しい空気に満たされていた。
マッハ・ダガーは情けなく震えながら備え付けられた椅子に座る。
国王ことハサマは視線だけゆっくりと動かし地獄の底から這い上がってきたような声で


「召喚士、名を名乗れ」

そう尋ねた。
なけなしの勇気を振り絞り


「私の名前はマッハ・ダガー!私の野望は」


「余計なものはいらん」


ハサマは冷たくそう返した後「ナツメ」と傍らの女の名前を呼ぶ。
ナツメは返事をしないで手をマッハ・ダガーの方に翳すとその手から火球が飛来し、容赦なく肌を焼いた。


「余計なことを言ったら今のように焼かせる」
「それなりの覚悟をするように」


その後も余計なことを口走り何度も火球を喰らわされていた。
だがいよいよ終わりがやってくる。
「もういいぞ」無愛想にハサマは言うと火傷を治癒した。
やっと終わりかと安堵した直後いつの間にか眼前に迫っていた腕に仮面を粉砕され


「しっかりと反省しろよ、「マッハ・ダガー」」


不気味なほどに澄んだ目はまるで鏡のように恐怖に怯える召喚士の顔をしっかりと映し捉えていた。
マッハ・ダガーに消えることのないトラウマが刻まれた。

 

支給された最低限の設備が揃った民家にて
マッハ・ダガーは静かに逆襲を考えていたが

 

「己の運命を呪うことだな、召喚士」


トドメとばかりに耳障りなノイズ混じりの嘲笑が響いた。
周りを見渡しても誰もいないついに幻聴まで聞こえだしたのかとマッハ・ダガーは眠れずに一日を過ごした。

 


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マッハ・ダガーの現在の病
・アルビダ恐怖症(治癒不可能)
不眠症
・チック
・炎恐怖症