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PFCS SS劇場!

パラレルファクター カルティベイトサーバーのSSをまとめるブログです。主にツイッターでのやり取りを纏めます!

外交官エリーゼ、チュリグへ行く

チュリグ ドレスタニア

エリーゼ「ドレスタニアで外交をしております、エリーゼと申します。チュリグ国王はいらっしゃいますか」

 

ハサマ「ガーナ君のメイドさん?どうしたの?」

 

エリーゼ「お初にお目にかかります。本日は元我が国王ガーナには内緒で来ております。様々な薬の輸入でお世話になっている故、少なからず挨拶のひとつはしなければ、と。」


ハサマ「内緒で来てるんだ、そんなにしなくてもいいんだよー?」

 

エリーゼ「いえ、厚かましいとは存じていますが、ウチの問題児の現国王ショコラが粗相をするのではないかと、チュリグからの薬を飲む度にガーナは謎の発作を起こすので、私も外交官としてハサマ様とお話しとうございました。あ、これは我が国のお菓子です」(チョコが綺麗に包まれている)


ハサマ「わーいありがとー!発作ってどんなものなの?」

 

エリーゼ「そうですね…例えるなら初めて包丁を使い料理をする我が子を見た父親のような感じでしょうか。〈あれは忘れてないか〉〈書類に誤字はないか〉等、冷や汗をかきながらチュリグ関係のことはどんなときでもガーナがチェックし不備があると〈私がやる!〉と唇を震わせたり…」


ハサマ「発作というより何か別のものじゃないかなぁ?強迫観念とか。」

 

エリーゼ「我が国では過去の大戦の話はタブーですので恥ずかしながらガーナしか知り得ないのですが、以前ハサマ様の名前がチラリと出たことがあります。なんでも大戦時、お忍びで我が国を観光をして下さったとか…」


ハサマ「そういえばしてた気もするね。」

 

エリーゼ「その節はありがとうございます。ということで、次のシーズンにでもガーナのトラウマ克服のため、私たちもチュリグ観光に参ろうかと考えております。立場が立場ですのでお忍びになるのですが、その際は夫婦を装いますので生暖かく見逃していただけたら幸いです」


ハサマ「夫婦かぁ、微笑ましいねぇ。みんな無言で察してくれるからそんなに心配はいらないと思うよ?」

 

エリーゼ「はい、来る途中も皆様の懐の深さに大変感服いたしました。こうして一度ハサマ様と面識を持っておくことで、旅行では主導権を握れるかと思いまして…。お時間割いていただき感謝いたします」

胸に手を添えてドレスタニア流のお辞儀をする。


ハサマ「別に大丈夫だよー、また旅行の時にね」
(にこりと笑いかけながら言った)

 

エリーゼ 「はい、是非。それでは失礼します」

姿勢の整った正確な歩幅の足取りで、来たときと同じように王室を後にした。城の外でも一礼し、一瞬口許をほころばせてガッツポーズをとってその場を去った。


ハサマ「ああいう子でもガッツポーズってするんだね。可愛いねー」
(去って行ったエリーゼの挙動をいつの間にか見ていたのかそんな独り言を言っていた)

 


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after

 

ガーナ「休暇は楽しめたか?珍しいな、お前が有休とるとは」


エリーゼ「えぇ、ハサマ様と謁見しました。チュリグはよい国ですね」


ガーナ「おい、今なんて……」


エリーゼ「チュリグですよ。アンティノメルでも人気の旅行先ですよ?可愛い形の植物とかありますし」


ガーナ「…」


ガーナ「…ちなみに、ハサマ様はお元気でいらっしゃったか」


エリーゼ「えぇ。ガーナ様の話をしたら、旅行の際にまたね、って可愛らしい笑顔で見送って下さいました。」


ガーナ「……カレンダーを持ってこい。お前も予定を空けておけ。」


エリーゼ「はい、ただいま♪」