PFCS SS劇場!

パラレルファクター カルティベイトサーバーのSSをまとめるブログです。主にツイッターでのやり取りを纏めます!

塩の砂漠

「塩の砂漠?」 「えぇ、戦争中は海の潮が退いて出来た湖だったようですが、なんらかの原因によって干からびて、急速に付近の植物が汚染されて砂漠と化した場所です」 「ふむ……戦争の爪痕か。木々は燃え、動物も狩り、戦場はあまりにも荒れていた。環境に変…

強肉弱食

「ルマンドさん、あなたにとって騎士道とは、どのようなものでしょう」 「こいつぁ雨が降るんじゃあねーですかい?あのお気楽のんびりお優しーい殿下のぼっちゃんが、馬鹿に哲学をお聞きなさる。騎士道ってもんがこの俺にあると思いますかい?」 あぁ、茶化…

地獄の中の騎士

「カリソンさん、今日もお手合わせ願えますか?」 無邪気に笑う殿下は、我々聖騎士団においても要となりえる存在だ。このように幼い顔を見せて、その上華奢な体つきで、女性でも振るえるような細く短い剣を使いながらも、豪腕で知られる俺やサクリス卿の剣を…

【アイラヴ祭】きくりのライブ

唸り響き、はしゃぎ暴れて 雪溶かし、真夏の如く、 疲れ飛ばして もっともっともっと! 最高の舞台は 暴走 アクセル踏み鳴らして 限界超えて先に行け GO!GO!GO! 甘える暇があるなら踊ろう 人生はずっと曲の鳴るライブ 共に揺らせ 臨海突破 それこそがダン…

【沿玉】コーンウォール

大人のいない公園のベンチに座る、胡散臭い帽子の男、コーンウォールは静かに語る。 ──さぁ友よ、ご覧なさい。このお話は遠いどこかの物語。懐かしいいつかの物語。あるいは、今ここで生まれた物語。私が読み聞かせるのは、君たちが初めて知る世界の物語だ。…

求めても。

廊下を素足で歩く。ひんやりとした空気が大理石から伝わって、春先のあたたかさを忘れさせる。ここは、どんな季節でも冬のような寂しさがある。こんなに大きなお城の中でたった四人だけの生活だ。明かりも点いていない廊下には、白くもやがかかって見えた。 …

【ガォ・ウィーク村】おひさま君、起動

「Code:0130 再起動 シマス 。 設定ノ 更新 ヲ シテクダサイ 。 二度目 ノ 設定 ニハ 初期化 ガ 必要 デス 。 」 「はいなのー!ミジューイやって!」 「はいはいお待ちくださいませ。んー、説明書によりますと、設定ボタンは首元の……これですね」ぽち 「一…

【バレンタインSS】女子の本格チョコ作り体験!

キャナレット「さてと……今年はやるつもりも無かったけど、集まっちまったもんは仕方ないね。男子禁制、本格チョコ作り教室、早速始めるよ!」 一同「はーい!!」 キャナ「まずは簡単な自己紹介と、どうしてチョコを作りたいのか訊かせて貰おうか。ここには…

【アイラヴ祭】B・S・K

常務「だ、駄目だ駄目だ!!私は許さんぞ!!絶対に許さん!!貴様、あの合宿が一体何を意味しているのか理解しているのか!?」 テイチョス「あぁ、過去のデータからドレプロのおおよその目的は推測している。合宿中、他社のアイドル達と競合することで各分…

【武闘大会】闘士VS弱虫【Aブロック第二試合】

Aブロック第二試合、青コーナーからは鬼も驚く筋骨隆々腹筋バキバキの女性、グラッセ・マロンキントンが入場。まさに武道大会にふさわしい戦闘士のようなその体格は会場の空気を一変させ、大歓声が巻き起こる。今回、ドレスタニアから審判を買って出た精霊エ…

【アイラヴ祭】晶まどか、参戦!!

まどか「盛り上がってんのかばっきゃろー!!」 『うおぉー!!もえる!!もえるぜあきらちゃーん!!』 『最高だぜあきらちゃーん!!』 『激萌えだぁー!!』 まどか「っしゃー!!今日もアツく騒いで燃えつきてってくれよなバーニィーン!!」 戸田P「……(あの…

ロボット系男子

「来週の連休さー、エスヒナんちでしゃぶしゃぶやらない?」 「いいよー。ってか、ほんとしゃぶしゃぶ好きだねぇリコちゃん」 「ったりまえよ!ほら、豚肉ってコラーゲンあるし美容にも良いしさー?体もあったまるじゃん!」 「野菜もちゃんと食べなよー?そ…

封印された日

かつてのドレスタニアは暴虐の王によって一度、煉獄の地へと変貌した。文字通り焼き払われた瓦礫の中で一人、膝から倒れた彼の王は、終わらない怨嗟の日々を根源から断ち切る代償としてこの地を生け贄に捧げる決断をしたのである。 国民は一時的に故郷へと返…

【武闘大会】女帝VSおみくじ【Aブロック第一試合】

Aブロック第一試合、オーロラ信仰精霊、『女帝』こと、キャヴィアーヌ・トリュフォア・ド・グラウニウス26世、対するはおみくじ信仰精霊、吉凶みくじ。開始早々から精霊同士の加護対決という題目にどのような頭脳戦が待っているのかと期待が膨れ興奮冷めやら…

【ガォ・ウィーク村】博士の果樹園計画

ミジューイ「ミコッシュお嬢様、この後のご予定ですが」 ミコッシュ「だめ!!そんちょーってよぶの!!」 ミジューイ「かしこまりました、それではミコッシュ村長、この後のご予定は『おやつタイム』からの『お昼寝』でございますが、今からですと約30分程…

【沿玉】にんクラ

西子「この町って、ラーメンの店無いねん。奏山旅行したときは色々ごはん見つけたんやけど、観光用の値段って高いやん?でも、安くて美味しいラーメンの店見つけてな、初めて食べてウチ感動したんよ!」 ツン子「ラーメンね。確かに、沿玉と言えばこの坂道商…

コロルの村の伝承

昔昔、ある荒廃した山々に信心深い人間たちが暮らしていました。彼らは、徐々に徐々にと枯れていくその大地に、特別深い愛着があったのです。 元は移動する民族。ですが世は波乱に満ちていて、隠れ住める地があるのなら根付きたい。そう考えた人たちは、考え…

ナナクサ流VSシュンギク流

「ヒメムギ粉を300g程ほしい」 「はいまいど!あれあれ、君は……ナナクサさん家のソテツ君かな?」 「ん、あぁ、そうだけど。どこかで会ったか?」 「修行してるでしょ。あの山、僕も良く饅頭食べに行くんだ」 「饅頭……?あんなところで?」 「木の上で食べる…

【学園】姉の為にハロウィーン

「ソッテツ~!!」 「ソッテッツゥ~~!!」 「出たな悪魔姉妹……お前らが来るのは予想済みだ!!これでも持って何処かへ行け!!」 「なぁにこれは……お菓子?」 「お菓子なんていらないんですけど……」 「なっ……!!じゃ、じゃあなんなんだ!!一体何のよう…

毎日がハロウィン

起きてから朝一番に向かう場所は、決まってこの大きなエントランス。左右にねじれた階段があり、二階には東と西の別棟につながる通路が二つ。昔はこのお城にも使用人などが多くいたらしい形跡があるにはあり、メルバ様と僕しか食事はとらないのに食器の数は…

想い。すれ違い。

鬼ちゃんは活動的な日と、そうでない日がある。その違いは良くわからないけれど、きっと鬼ちゃんにとって良くない何かがある日。そういう日は僕も休んで良い日だって、いつの間にかそういう流れになっていた。 疲れることもないけれど、その代わり鬼ちゃんと…

心の声を

ソー「うぇ……ハイスイコーのごみきたない……」 クリシュ「こんなのさわりたくないよぉ……」 ソー「トリンにやってもらおーぜ!あいつこういうのへっちゃらだもん!」 クリシュ「えぇー、いいのかなぁ……」 ソー「だいじょぶだって!あいつ、いつもよろこんでや…

魔女みならい

この森も目印くらいつければいいのに。こんなんじゃ、宅配とか使えないだろーにさぁ。たまにはピザとか食べたくならないのかな、精霊って。まぁ、よそと関わる必要がない気楽な生活に憧れがないわけじゃないけど。 でも、毒キノコを使うなら万一のことを考え…

不幸な幸運男。

途方もなく続く砂漠の先にその町はあった。からからに乾いた大地と、半壊した建物。それと眩暈を起こすような火薬の匂い。つい先程まで何かしらの揉め事があったことが伺えるが、ちらほらと見える老人の様子から、それは日常茶飯事の出来事だとわかる。 とも…

精霊長ドミノダーノ・ビスマルク

「カッサンドラ。この世界で皆がまともに生きる為に必要なものとは何かわかるか?」 「金っすか」 「ヌハハハ!!金なんぞがあればまともに生きていられる程な、この世界は優しくねぇよ馬鹿野郎!!」 「事実、自分らまともにメシ食ってねーっすよ……イテッ」ゴ…

【アイラヴ祭】合宿にGO!

タオナン「ねぇ二人とも、『プロアイドル合同強化合宿』って聞いたことある?」 紫電「合宿?それってドレプロがやってるのか?初耳だぜ」 ひとこ「あ、私聞いたことあるよ。ドレプロの天帝候補生達の登竜門、プロ達がアイドルの意識を高めるために他のライ…

手放したくない

おやつのことを考えていた。 ウチが無理矢理血を吸って、そのまま勝手に拾ってきた人間。名前も知らなければ年齢も知らない人間。……なんの力も秀でた能力もない、ただごく普通の人間だった。 おやつはウチに何も聞いてこない。男爵のやつからも何も聞かない…

余ではない

「入るわよ、サン」 ドア越しに反響するノック音と、弾むようで愛らしい声が響く。この薄暗い城の地下、元はベルモット家の人間が戦時、籠城する為に作られたという身を隠すためだけの生気の感じない空間。椅子と机、引き出しのついた大きな書棚。薄く張られ…

殺めていない。

……この身体になって以来、初めての暴走だった。意思と関係なく魂みたいなのが、まるで別の何かみたいに潤いだけを渇望した。ウチが血を動かしたのではなくて、血がウチを利用していた。その感覚はこの身体が器としての役割しかなく、もう、ウチに自由なんて…

お城の不思議

「メルバ様……」 毎日自然と行われる、朝の食事の時間。僕が起きるころにはメルバ様はもうとっくに起きていて、僕が起きたことを確認するとすぐ朝ごはんの支度をする。その流れがあまりにも自然で、心地よく、何も知らないのについ従ってしまう。 食事中の会…